NASCARで激昂ドライバーが“バンパーカバー投げつけ”の珍事。現状ノーペナルティも後日競技員と話し合いへ
NASCAR Xfinityシリーズの第6戦でドライバーのジョーイ・ゲイスが、マシンリヤのバンパーカバーを他車に投げつけるという珍事が発生。現状はノーペナルティだが、今後ペナルティを受ける可能性もあるようだ。
3月30日、アメリカのNASCAR Xfinityシリーズの第6戦がバージニア州のリッチモンド・レースウェイで開催されたが、そのレースの中で、リタイアしたドライバーがマシンのパーツを他車に投げ付けるという珍事が発生した。
事件が起きたのは250周のレースの173周目。ドーソン・クラムに押し出されるような格好でスピン状態となったジョーイ・ゲイスは、そのままウォールにヒットしてクラッシュ。マシンはリヤを中心に壊れており、ゲイスはレースをリタイアすることになった。
そしてマシンを降りたゲイスは、外れかけていたリヤのバンパーカバーを引きちぎり、コーション中でスロー走行するクラムのマシンにそれを投げつけたのだ。バンパーカバーはクラムのマシンのフロントボンネットに当たった後、コースの端に着地した。
この件に関してゲイスは、NASCARから即座にペナルティが出されることもなければ、レース後にオフィシャルから呼び出しを受けることもなかった。しかしながらNASCARの広報担当者は、オフィシャルがこのアクシデントについてゲイスと話をする予定があることを認めた。
ゲイスはこの一件の引き金となったような出来事はあったのかと問われ、次のように語った。
「単に彼の頭が足りていなかったということだと思う」
「僕もジョニー・デイビス(クラムの所属チームのオーナー)がマシンをめちゃくちゃに壊すビジネスをしているわけじゃないことくらいは分かっている。僕たちだってそうだ」
「僕たちは小さなチームで、一生懸命レースをしている。どうやら彼はアクセルをリフトする方法を知らなかったようだ。スロットルがスタックしたのかもしれないし、何だか分からないよ」
なお、この件についてクラムはコメントを控えている。
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。