佐藤凛太郎、マカオF4ワールドカップで予選レース3番手フィニッシュも、ペナルティで11位降格
2025年マカオGPと併載されるFIA F4戦で、佐藤凛太郎が予選レースを3番手でフィニッシュしたが、ペナルティにより11位に降格した。
写真:: Macau Grand Prix Organizing Committee
マカオ・ギア・サーキットで開催されている第72回マカオグランプリ。フォーミュラ・リージョナル車両によって競われるグランプリレース『FIA FRワールドカップ』の他に、F4車両による『FIA F4ワールドカップ』も開催されているが、そこでは佐藤凛太郎が予選レース暫定3位として表彰台に登ったが、痛恨のペナルティで正式結果は11位に終わった。
今年はメインレースのFRワールドカップに多数の日本人ドライバーがエントリーしているマカオGP。一方でF4戦にも、ホンダの育成ドライバーで今季フランスF4に参戦した佐藤凛太郎、日本のFIA F4でランキング2位となった佐藤樹、イタリアF4チャンピオンで日本にルーツを持つ中村紀庵ベルタと、注目の日本勢がエントリーした。
中でも佐藤凛太郎は昨年のFRワールドカップに参戦しており、難攻不落と言われるギア・サーキットは経験済(コンディションは昨年と全くと言っていいほど違うが)。予選でも6番手のタイムをマークしたが、クラッシュで赤旗原因となったことでベストタイムが抹消され、予選レースは7番グリッドからのスタートとなった。
そして迎えた8周の予選レースは、1周目から波乱の展開。3番手スタートのエマヌエレ・オリヴィエリが抜け出してトップに立つと、フロントロウスタートだったセバスチャン・ウェルドンと中村が共にリスボアでクラッシュ。これで5番手に上がった佐藤凛太郎だったが、山側セクションでも前を走る2台がクラッシュし、これを間一髪のところで交わして3番手に上がった。
そこからはペースが上がらないながらも3番手をキープしていた佐藤凛太郎。最終ラップには、2番手を走っていたフィオン・マクログリンがメルコヘアピンで右リヤをガードレールにヒットさせたことで2番手に上がったが、マクログリンを避けるためにブレーキを踏んだことで失速し、ジュール・ルセルに抜かれ暫定3位でのフィニッシュとなった。
表彰式後の記者会見で佐藤凛太郎は、「クラッシュを避けるのが大変で厳しいレースだった」と振り返り、ペースが上がらなかった原因について次のように説明した。
「1周目に少しウォールにヒットしてしまい、少しマシンが壊れてしまったような感覚がありました。スローパンクチャーが起きていたと思います」
「最終ラップでは、メルコヘアピンを出たところで(マクログリンを)避けるためにブレーキを踏まなければならず、ジュールに迫られてしまいました。予選でクラッシュをしていたこともあって無理をし過ぎるのは若干怖い部分もあり、ブロックするのは難しかったですね」
これで佐藤凛太郎は、日曜の決勝レースを好位置からスタートできるかに思われたが、レース後に30秒のタイム加算ペナルティが出され、11位に降着。これで日本勢最上位は、マカオ初挑戦の佐藤樹の8位となった。
ペナルティの対象となったのは、フォーメーションラップ時の動き。7番グリッドスタートの佐藤は、グリッドを離れる際にやや出遅れ、8番グリッドのドライバーに抜かれてしまった。本来であれば、第1セーフティカーラインに達するまでにグリッド順通りの隊列に戻る必要があり、それができない場合はピットレーンからスタートしなければならないが、佐藤は元のポジションに戻らないまま、スターティンググリッドに向かった。これは10秒のストップ&ゴーペナルティに相当するが、レース終了後に裁定が下ったため、競技タイムに30秒加算という措置となった。
今回は、父である佐藤琢磨が2001年にマカオGPを制した時のマシンを彷彿とさせるような、黒いノーズに赤いサイドポンツーンのリバリーをまとったマシンで走っている佐藤凛太郎。そんな父が現場で見守るレースで、決勝での勝利をぐっと手繰り寄せたかに思われたが、一転して厳しい戦いを強いられることになった。
Reporting by Jamie Klein
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