角田、トヨタ・レーシングシリーズ参戦。同じレッドブル育成のローソンと一騎討ち?
ホンダ、そしてレッドブルの育成ドライバーである角田裕毅は、2020年1月にニュージーランドで開幕するトヨタ・レーシングシリーズに参戦する。
2019年にFIA F3で1勝を挙げ、2020年はFIA F2へとステップアップすることになった角田裕毅。彼はF2のシーズン開幕を前に、トヨタ・レーシング・シリーズに参戦することが明らかとなった。
トヨタ・レーシング・シリーズは、ニュージーランドで開催されているフォーミュラカーレースで、2020年シーズンは1月17日(金)に開幕し、2月16日(日)に閉幕するまでの間、全5ラウンド15レースが行なわれる。
多くのモータースポーツがオフシーズンの間に南半球で開催されるという性質上、他のジュニアフォーミュラカテゴリーで凌ぎを削る若いドライバーが多く参戦する傾向にある。当初はニュージーランド人ドライバーの参戦が大半であったが(現在日本で活躍中のニック・キャシディは2012年、2013年と連覇している)、近年は国際色豊かとなっており、2015年にはランス・ストロール、2016年にはランド・ノリスがチャンピオンに輝いている。
また、2020年は車両も一新され、タトゥース製の『FT-60』が導入される。これはフォーミュラ・リージョナル欧州選手権やアジアンF3などで使用される車両と実質的に同じであり、これまでに使用していた『FT-50』と比べて25%もダウンフォース量が増加するという。そういったこともあってか、2020年シーズンは例年以上のエントリーがあるようだ。
角田が参戦するチームは、M2コンペティション。チームメイトには、前年王者で角田と同じレッドブル育成ドライバーのリアム・ローソンがいる。また、日本で生まれ幼少期を過ごしたブラジル人ドライバー、イゴール・フラガもM2コンペティションの一員だ。
「このシリーズは競争が激しいということは分かっています。たくさんの優秀なドライバーたちがいて、多くのドライバーがコースを熟知しています」
角田はそう語った。
「少なくとも僕は既にこのマシンで走る機会がありました。ポール・リカールで1日ドライブしました。使用したエンジンはレースで使うものと異なりますが、それ以外は同じでしたし、非常に有意義なテストでした」
「M2チームは非常にフレンドリーでプロフェッショナルだったので、ニュージーランドでレースをすることを楽しみにしています」
「楽な戦いにはならないと思いますが、少なくともシリーズを通して、コンスタントにトップ3フィニッシュすることを目指さなければいけません。僕はF1に行くために必要なスーパーライセンスポイントを必要としているんです」
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