小山美姫、KYOJO2連覇も「問題ありあり」と自身のレースを反省

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小山美姫、KYOJO2連覇も「問題ありあり」と自身のレースを反省
執筆: 吉田知弘
2018/10/17 10:09

10月7日に富士スピードウェイで行われ、2018年のKYOJO-CUP第3戦で2年連続のシリーズチャンピオンを獲得した小山美姫だが、反省点の多いレースだったと自身を戒めていた。

 2年目を迎えた女性ドライバーだけのカテゴリー「KYOJO-CUP」。開幕3連勝をマークし、最終戦を待たずにシリーズチャンピオンを獲得した小山美姫(KNCワイルドキャットVita)だが、自身の課題はクリアできなかったと、その表情に笑顔はなかった。

 元レーシングドライバーの関谷正徳氏がプロデュースし、昨年から女性ドライバーのみのレースシリーズとして産声を挙げた「KYOJO-CUP」。そこで無敵の強さを誇っているのが、現在FIA-F4にも参戦中の小山だ。今回の第3戦でも予選では2秒近い差をつけ、決勝ではスタート直後から独走。2番手の神子島みか(NAGISA 制動屋 VITA)に19.6秒もの大差をつけトップチェッカーを受けた。

 これにより最終戦を待たずに2年連続でKYOJO-CUPのシリーズチャンピオンを決定した小山だったが、「問題ありありのレースでした」と笑顔は少なめだった。

 KYOJO-CUPではポール・トゥ・ウィンを達成するだけでなく、予選と決勝で自分自身で課題を設定してそれをターゲットにしてレースをしているという小山。それが、今回のレースでは予選で1分59秒台、決勝では後続に20秒以上の差をつけることがテーマだった。しかし実際には予選タイムは2分00秒093、決勝も19.6秒差と両セッションともに目標を達成できなかった。

「前回(第2戦)は良かったんですけど、今回は最悪でした。予選では1分59秒台に入れることができなかったし、決勝も後続に対して20秒差をつけられませんでした」

「実現が不可能なことを可能にしようとしていたのではなくて、実現が可能だったはずのことを自分で不可能にしてしまいました。すごく反省点が多いレースでした」

「予選ではセットアップを少し変えたところもありましたが、それでも59秒台は十分に狙えましたし、決勝でも普通に最終ラップまで走っていれば20秒差にすることができていたのですが、少し欲を出してしまって最後にミスしてしまいました。すごく……後悔しかないです」

 KYOJO-CUPでのチャンピオン獲得というよりも、将来的なステップアップのために日々スキルを磨くことに注力している小山。2年連続のチャンピオン決定という実感もあまり沸いていない様子だった。

「チャンピオンは嬉しいことなんですけど、正直あまりチャンピオンということを気にしていなかったところもあるので、気持ち的には特に変化はないです。このままポール・トゥ・ウィンを続けていきたいなという思いが強いです」

 今年はKYOJO-CUP以外にもFIA-F4をはじめ様々なカテゴリーに挑戦している小山。以前から将来の目標はF1ドライバーと公言しているが、来年以降のステップアップやレースキャリアに関して、次のように語った。

「ステップアップしていきたいという思いはありますが、今の自分の実力でステップアップしても結果は出ないだろうなと感じています」

「実際にF4で表彰台も獲得できていないのに、ステップアップするのはどうなのか……という気持ちもあります。来年も今と同じような形で参戦して、もう1年勉強させてもらって、再来年にはステップアップしたいです」

「どのカテゴリーでも経験を積めば速くなると思いますが、私としてはパッと乗った時にすぐ速さを出せるようになりたいです。でも、今の実力でパッと乗っても結果は出せないと思うので、そこはもっと勉強が必要だと思っています」

 今週末はオートポリスでFIA-F4の第11戦と第12戦が行われる。今季は富士スピードウェイでの第7戦と第8戦で9位入賞を飾っており、成績も上り調子。来月のツインリンクもてぎラウンドも含め、残る4レースでさらなる活躍が期待される。

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執筆者 吉田知弘
記事タイプ 速報ニュース