元MotoGPライダーのホルヘ・ロレンソ、2023年も四輪レース継続へ。ポルシェ・スーパーカップに参戦

　元MotoGPライダーで5度のチャンピオンであるホルヘ・ロレンソは、2023年も四輪でのレース活動を継続。ポルシェ・スーパーカップへ参戦することが決まった。

　ロレンソは2019年限りでMotoGPを引退すると、その後は四輪レースに関わるように。2022年にポルシェ・カレラカップへ挑戦をスタートさせると、ランキング14位でシーズンを終えている。

　そしてロレンソは2月19日、SNSへの投稿で2023年シーズンはポルシェ・スーパーカップにHuber Racingから参戦することを発表した。なおロレンソは昨年ゲストとしてポルシェ・スーパーカップのイモラ戦に参加した経験がある。

「Huber Racingと2023年のポルシェ・スーパーカップに参戦することを発表できて嬉しく思う」

「（Huber Racingは）とても競争力のある、プロフェッショナルなチームだ」

　ロレンソはSNSへそうコメントを寄せている。

　2023年のポルシェ・スーパーカップは5月19日にイモラで開幕を迎え、9月までの全8ラウンドで争われる予定。全戦がF1のサポートプログラムとして行なわれることになる。

　なおロレンソは昨年、ワイルドカードでDTM（ドイツツーリングカー選手権）に参戦することへの関心も示していた。

　実際、ロレンソはDTMの元代表であるゲルハルト・ベルガーと話し合ってもいた。ただこの冬にDTMがADAC（ドイツ自動車連盟）へ売却され、これまでの主催者であるITRは解散。その後ロレンソのDTM参戦というプランは熱気を失っているようだった。

　元MotoGPライダーの四輪レース活動という点では、9度王者であるバレンティーノ・ロッシが精力的な活動を行なっている。2023年から彼はBMWのファクトリードライバーとなっており、直近ではバサースト12時間レースに参加し6位を記録している。