マッサ&グロック組、マシントラブルで満足いくレースできず:ブラジル・ストックカープロ開幕戦
ブラジルのストックカー・プロシリーズの開幕戦がインテルラゴス・サーキットで行なわれた。2008年F1最終戦で”因縁”のあるフェリペ・マッサとティモ・グロッグがタッグを組んだが、グロックはマシントラブルによりレースを走ることができなかった。
写真:: Rodrigo Guimarães
F1ブラジルGPの舞台でお馴染みのインテルラゴス・サーキットで、ブラジルのストックカー・プロシリーズの開幕戦が開催された。このレースでは、2008年のF1最終戦での因縁があるフェリペ・マッサとティモ・グロックがチームメイトとなり、マシンをシェアしたが、マッサが走行中に起きたマシントラブルにより、グロックはレースを戦うことができなかった。
マッサとグロックが組んだルブラックス・ポディウム・ストックカー・チームは、予選で10番手を確保。しかしマッサがドライブを担当したレース1で車軸にトラブルが発生。マシンを止めなければならなかった。その結果、マシンをレース2までに修復することができず、グロックはレース2をスタートすることすらできなかった。
「車軸が壊れてしまったから、走り続けることができなかった」
マッサはレース後にそうコメントしている。
「ティモがレースに出られるよう、なんとかピットまでマシンを戻そうとした。でも、それは叶わなかったんだ」
「いずれのレースもフィニッシュできなかったことは、残念なことだ。でも今回の物語全体で言えば、ティモをチームに迎えることができて嬉しかった」
なおこのレースには、他にもF1経験者が多数出走していた。そのひとりがルーベンス・バリチェロである。
バリチェロは息子エドゥアルドと組んで参戦。しかしバリチェロもまた、レース1でトラブルに見舞われてしまう。チームはなんとかマシンを修復し、エドゥアルドはレース2に出走することができたが、アクシデントに巻き込まれてしまったため完走することはできなかった。
ハースF1のリザーブドライバーを務めるピエトロ・フィッティパルディは、インディカーで活躍したトニー・カナーンと組んで参戦。レース2に出走し、20番グリッドスタートながら追い上げ、5位でフィニッシュした。
BARなどで活躍したリカルド・ゾンタ組はレース1で5位、レース2を7位でフィニッシュ。ネルソン・ピケJr.は、弟のペドロ・ピケとのコンビでレース1を17位、レース2を19位でフィニッシュした。
なおレース1では前年チャンピオンのガブリエル・カサグランデが優勝。レース2ではエンツォ・エリアスがトップチェッカーを受けた。
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