オートポリス予選:野尻智紀、レコード更新する会心ラップで今季初PP

第5戦オートポリスの予選が行われ、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が今季初ポールポジションを獲得した。

 スーパーフォーミュラ第5戦オートポリスの予選が行われ、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がコースレコードを更新する走りで今季初ポールポジションを獲得した。

 前戦もてぎと同様、ソフトとミディアムタイヤの2スペックタイヤ制が採用されている第5戦。しかしルールが一部変更されており、予選Q1ではミディアムタイヤで記録したタイムのみ認められることになった。

 初日から快晴が続いているオートポリスは気温30度、路面温度44度とフリー走行からは大きくコンディションが変動した。

 20分間の予選Q1がスタートすると、ポイントリーダーの石浦宏明(P.MU / CERUMO・INGING)を先頭に、各車が続々とコースイン。新品のミディアムタイヤを投入するかで各車の判断が分かれたが、まずトップに立ったのはニュータイヤでアタックし、1分28秒727をマークしたアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)だった。

 ユーズドのタイヤを使用したP.MU / CERUMO・INGING勢は国本雄資が7番手、石浦は16番手。彼らをはじめ、アタックを終えたマシンがピットに戻りタイヤを交換し、全車がラストアタックに備えた。

 真っ先にコースインしていったのは、2戦連続表彰台に上がっているものの、予選を課題にしているフェリックス・ローゼンクビスト(SUNOCO Team LeMans)。そのあとに続くように、多くのマシンがコースインしていった。

 アタックに入ったローゼンクビストだが、コースインが早すぎたかうまくポジション取りができず、トラフィックに詰まってしまい自己ベスト更新すらならなかった。

 ここでタイムを伸ばしトップになったのが、1分27秒968をマークした国本。午前中のフリー走行で好調だったVANTELIN TEAM TOM’S勢も国本には及ばず、アンドレ・ロッテラーが2番手、中嶋一貴が3番手となった。

 各車がアタックをする中、REAL RACINGの塚越広大がジェットコースターストレートエンドでクラッシュし、セッションは赤旗中断となった。国本に届くかというハイペースで走っていた塚越にとっても痛いクラッシュだったが、Q2進出に向けてアタックしていた他車にとっても厳しい中断となった。

 赤旗中断時、Q1敗退圏内にいたのはSUNOCO Team LeMansの2台、ニック・キャシディ(KONDO RACING)、ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)。ただ、各車のタイム差はわずかで、残り時間3分でセッションが再開すると6番手のヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)以下のマシンがアタックに向かった。しかし、8番手の石浦はすでにピットでソフトタイヤを装着し、予選Q2への準備を開始した。

 ローゼンクビストはセッション再開後に8番手までタイムを伸ばし、Q2進出。石浦は13番手でなんとかQ2へ駒を進めた。一方、Q1敗退となったのは15番手以下、大嶋和也(SUNOCO Team LeMans)、キャシディ、中嶋大祐(TCS NAKAJIMA RACING)、小暮卓史(B-Max Racing)とクラッシュしてしまった塚越だった。

 予選Q2はわずか7分間の戦い。コースインする機をうかがう他車よりも先に、小林可夢偉(KCMG)が最初にコースインした。それに続くように各車がアタックに向かうが、小林が計測1周目に入った頃、ローゼンクビストが一番遅くピットアウト。小林はそれに引っかかりアタックを中断したように見えたが、どうやら最初から計測2周目にアタックする予定だったようだ。

 計測1周目にアタックに入った各車は思ったよりもタイムが伸び悩んだ。すると、計測2周目にアタックした小林が彼らのタイムを上回り、コースレコードを更新する1分26秒317を叩き出しトップとなった(それまでのコースレコードは2014年に山本尚貴が記録した1分26秒469)。

 タイミングをずらしてアタックした山下健太(KONDO RACING)は9番手。前戦のポールシッターが0.059秒届かずQ2敗退となった。同じくQ2ノックアウトとなった10番手以下は、ローゼンクビスト、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、カーティケヤン、ヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)だった。

 ポールポジションを争う予選Q3も、小林が残り6分を切った段階で早々にアタックに向かった。小林以外は、残り時間4分を切りコースインし始めた。石浦は残り3分10秒まで粘り、最後にピットアウトした。

 計測1周目にアタックしたロッテラーは、マシンを滑らせながら1分26秒637。野尻がQ2で小林が出したレコードをさらに更新し、1分26秒196という新たなコースレコードを樹立し首位に立った。

 小林はこれに及ばず3番手。Q2での自身のタイムからは0.1秒ほど遅れた。2番手には、野尻から0.191秒差で国本がつけた。ポイントリーダーの石浦は、Q3最後方の8番手だった。

 野尻は今季初のポールポジション獲得。通算では昨年の第5戦岡山レース2以来、2度目のポールポジションとなった。

【関連ニュース】

スーパーフォーミュラ第5戦オートポリス 予選結果
1. 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/1:26.196
2. 国本雄資(P.MU / CERUMO・INGING)/1:26.387
3. 小林可夢偉(KCMG)/1:26.414
4. アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)/1:26.637
5. ピエール・ガスリー(TEAM 無限)/1:26.738
6. 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)/1:26.810
7. 山本尚貴(TEAM 無限)/1:27.178
8. 石浦宏明(P.MU / CERUMO・INGING)/1:27.200

-- 以下、予選Q2により決定 --
9. 山下健太(KONDO RACING)/1:27.324
10. フェリックス・ローゼンクビスト(SUNOCO Team LeMans)/1:27.400
11. 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)/1:27.540
12. 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/1:27.637
13. ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)/1:27.677
14. ヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)/1:27.837

-- 以下、予選Q1により決定 --
15. 大嶋和也(SUNOCO Team LeMans)/1:29.078
16. ニック・キャシディ(KONDO RACING)/1:29.164
17. 中嶋大祐(TCS NAKAJIMA RACING)/1:29.227
18. 小暮卓史(B-Max Racing)/1:29.306
19. 塚越広大(REAL RACING)/1:29.870

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この記事について
シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント名 第5戦オートポリス
サーキット オートポリス
記事タイプ 速報ニュース