ガスリー、逆転タイトルならず「今日の結果を受け入れるのが辛い」

最終戦の決勝キャンセルにより、逆転チャンピオンの可能性が絶たれたピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)は会見で悔しさを滲ませた。

 鈴鹿サーキットで行われたスーパーフォーミュラ第7戦。決勝のキャンセルにより逆転チャンピオンの可能性が絶たれたピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)が、急きょ開催された記者会見に出席。最後まで戦って勝敗をつけたかったと語った。

 予選Q1では最後まで果敢に攻めていくものの、ポールポジションを奪うことができず、最後は1コーナーでスピンを喫してしまったガスリー。結果的に悪天候により予選はQ1で終了。決勝レースも台風21号接近に伴い中止という判断が下された。

 これによりガスリーはランキング2位で今季を終了。チャンピオンは石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が手にした。なおガスリーはルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得することになった。

 中止が決定した後に行われたシリーズチャンピオン記者会見に、ガスリーも出席。今日の結果を受け今シーズンを振り返るコメントをする彼の表情に笑顔はなかった。

「本当は、石浦選手と最後の最後まで戦って、結果を出したかったのが正直なところだ。明日はレースがないというのが残念。多分、レースの歴史の中でも珍しい週末となった。フリー走行からも複雑なものだったし、予選も赤旗が多くて、ローゼンクヴィスト選手と話したけど、どうなっていくんだろうと思う週末だった」

「今日この結果を受け入れるのが、辛いなと思った。自分のコントロール下ではないところで、0.5ポイント差で、明日レースができないままチャンピオンを諦めなければいけない。これを受け入れる気持ちを経験することができた」

 それでも、今シーズンを振り返ったガスリーは収穫も多く、自分自身が成長できたシーズンだったと語った。

「今年スーパーフォーミュラに参戦することになって、僕にとってはチャレンジングなことだったし、素晴らしいドライバーたちと一緒に走ることができたというのは、本当に勉強になった。僕自身もドライバーとして人間として成長できた1年だった。この場を借りて、1年間サポートしてくれた人に感謝の気持ちを伝えたい」

「シーズンを振り返っても、いい1年だったと思う。初めて日本のレースに来て、日本のチームと一緒に仕事をした。考え方もコミュニケーションの取り方も違うので、どのように改善していけばいいかを話し合って、日々努力した」

「また初めてのコースの中で、レースをするのも良い経験になったし、予選まで走行時間が少ない中で、いかに集中してベストを尽くせるかも経験できた。僕はルーキーで経験がなかったから、特にそこに集中しないといけなかった。だから集中力が上がったのではないかなと思う」 

「シーズンを振り返ると素晴らしいものだった。チームは本当にベストを尽くしてくれて、2回優勝することができた。ルーキー・オブ・ザ・イヤーをもらえたことも本当に嬉しい。最高の1年だった」

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント名 最終戦・第16回JAF鈴鹿グランプリ
サーキット 鈴鹿サーキット
記事タイプ 速報ニュース