【スーパーフォーミュラ】キャシディ「いつかはル・マンに出たい」

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【スーパーフォーミュラ】キャシディ「いつかはル・マンに出たい」
Valentin Khorounzhiy
執筆: Valentin Khorounzhiy
協力: Jamie Klein
2017/02/10 6:52

今シーズンからスーパーフォーミュラに参戦するニック・キャシディは、日本でのレースや、将来的な目標に言及した。

Nick Cassidy, Three Bond with T-Sport Dallara F314 NBE
#36 au TOM'S RC F
#36 au TOM'S RC F
Nick Cassidy, Prema Powerteam, Dallara F312 – Mercedes-Benz
ジェームス・ロシター(KONDO RACING)
ジェームス・ロシター(KONDO RACING)
ウイリアム・ブラー(KONDO RACING)
ストフェル・バンドーン(Stoffel Vandoor, DOCOMO TEAM DANDELION RACING)とアンドレ・ロッテラー(Andre Lotterer, VANTELIN TEAM TOM’S)
#36 au TOM'S RC F

 スーパーGTに参戦しているニック・キャシディは、今シーズンはスーパーフォーミュラにも参戦することになる。そのスーパーフォーミュラへの考えや、ル・マン24時間レースへの思いを語った。

 22歳のニック・キャシディは、ジュニア時代に母国ニュージーランドで行われたトヨタ・レーシング・シリーズで2勝を挙げている。またこの他にも、2014年のF3のマカオGPで表彰台を獲得し、2015年には全日本F3でチャンピオンに輝いている。

 昨年は、日本のスーパーGTにレクサスの#36 au TOM'S RC Fからデビューし、ランキング5位を獲得。また並行してヨーロッパF3にもフル参戦し、こちらはランキング4位でシリーズを終えている。

 今シーズンは、引き続きスーパーGTへの参戦(TOM'Sに在籍し続けるものの、乗るマシンは#37 KeePer TOM'Sに変わる)し、新たにスーパーフォーミュラに参戦することが確定した。そのキャシディは、日本でのレースに集中することができて嬉しいと話し、また国際的なモータースポーツの舞台における目標は、ル・マン24時間レースで勝利することだと公言した。

「短期間であれ中期間であれ、僕は日本でのレースに集中している」とキャシディはmotorsport.comに話した。

「日本の文化や、一緒に仕事をしている人たちといることを楽しめている。それにスーパーフォーミュラのマシンは、F1以外で最速のマシンだ」

「昨年はスーパーGTの500クラスにデビューしたこともあって、僕にとって重要な年だった。それで今年はスーパーフォーミュラにも乗るのだから、素晴らしいことだ。プロフェッショナルなドライバーがいるという点でも、世界でもトップのチャンピオンシップだと思っている」

 日本以外の国でレースをすることを考えたことがあるかと聞かれたキャシディは、こう答えた。

「海外のレースに目を向けた時、是非ともル・マンに出場して、勝利を目指して戦いと思った」

「僕たちがやっているスーパーGTのようなタイプのレースは、長いレースの中で1台のマシンをふたりでシェアして、トラフィックの中を走るんだ。ハイパワー、ハイダウンフォースのマシンをドライブするから、LMP1のドライバーにとっても素晴らしいカテゴリーだし、大いに助けになる」

「でも、ル・マンでもどこでも、僕は自分のいる場所に満足している」

 またキャシディは、LMP2クラスに挑戦することも忘れてはいないと話した。

「(スーパーGTで新たにチームメイトになる)平川亮は昨年ヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMP2クラスに参戦していて、ル・マン24時間レースにも出場した。もちろん、僕もLMP2クラスに行く機会を退けたりはしない」

「もしかすると、今年その機会があるかもしれないけど、カレンダー次第だ。でも僕はこれまでどおりスーパーGTと、そしてスーパーフォーミュラに集中するから、まだそのことは考えていない」

チームメイトと協力して目標を達成したい

 昨年、伊藤大輔とのコンビでスーパーGTにデビューしたキャシディは、2度ポディウムを獲得し、ランキング5位でシーズンを終えた。しかし彼は、スーパーフォーミュラはもっとタフな1年目のシーズンになるだろうと考えている。

 キャシディはKONDO RACINGからスーパーフォーミュラに参戦するが、そのチームメイトは、かつて全日本F3でもライバルだった山下健太が務める。山下も、今シーズンがスーパーフォーミュラのデビューイヤーだ。

「スーパーフォーミュラで最初の年に、楽なシーズンを過ごせるとは考えていない。だから僕の期待はそれほど高くないけど、可能な限りベストを尽くす」

「常にチームメイトには勝ちたい。でも現実的には、KONDO RACINGはここ何年かはタフなシーズンを送っているので、僕たちは協力して仕事をしないといけない」

「僕たちふたりには経験があるけど、もっと上のグリッドを獲得するというチームの目標のためにも、もっとスピードアップしてプロセスを学ばないといけない。でも僕はこういうことを考えることが好きだし、これほど素晴らしいことはない。でも今は、一歩ずつだ」

 昨年スーパーフォーミュラにデビューし、2勝を挙げたストフェル・バンドーンに影響を受けたか、という質問にはこう答えた。

「もちろん。ストフェルが勝ったレースや、(関口)雄飛がチャンピオン争いをしていたのを見れば、ルーキーにだってその可能性はあるのだと思えた」

「僕はそれを実現するためのプロセスにもっと集中していく。(順位が)15番手だったらハッピーだとは言えないし、毎週末勝ちたいとは思うけど、現実を見る必要もある」

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この記事について

シリーズ スーパーフォーミュラ
ドライバー ニック キャシディ
チーム TOM'S , Kondo Racing
執筆者 Valentin Khorounzhiy
記事タイプ インタビュー