スーパーフォーミュラSUGO決勝:ロッテラー「野尻を抜くのは不可能だった」
5位だったロッテラーは、ダウンフォースとグリップの影響で、野尻を抜けなかったと語る。







スーパーフォーミュラ第6戦SUGO決勝。9番グリッドからスタートしたアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)は、5位でフィニッシュした。
ロッテラーは良いスタートを決め、ジャンプアップを果たした。
「良いスタートを切ったんだ。それで中山(雄一/KCMG)とジェームス(ロシター/KONDO RACING)をオーバーテイクした」
そして7周目終了時点で、他のライバルに先んじてピットイン。タイヤ交換を行わず、給油のみでコースに復帰していった。
「ピットに早く入るという戦略も良かったね。そして、プッシュしていこうと思ったんだ」
この戦略が功を奏し、さらにチームメイトの中嶋一貴のスロー走行などの影響もあって、ポジションを上げていった。しかしロッテラーは、セーフティカーラン解除後、ペースの上がらない3番手を走る野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の後方に詰まってしまう。
「セーフティカーで野尻の後ろについた。野尻のペースは速くなかったけど、オーバーテイクは不可能だった。近付くと、ドライブするのが難しくなるんだ。ダウンフォースを失ってしまうからね。そしてミスをして、一貴が僕を抜いていった。結局野尻を抜けず、ずっと”トレイン”のような感じになってしまった」
野尻を抜けなかった原因を”ダウンフォースの抜け”だと言うロッテラーだが、タイヤのグリップも足りなかったと主張する。
「タイヤも良くなかった。ちょっと硬すぎたと思う。それで、グリップが足りないように感じた。だから、トレインになるしかない。とても退屈なレースになってしまった。そこ(野尻の後ろ)にとどまるしかなかったんだよ」

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この記事について
シリーズ | スーパーフォーミュラ |
イベント | 第6戦スポーツランドSUGO |
サブイベント | 日曜日 決勝レース |
ロケーション | スポーツランドSUGO |
ドライバー | アンドレ ロッテラー |
チーム | TOM'S |
執筆者 | 田中 健一 |