スーパーライセンスポイントの”変更”について、JRP倉下社長に訊く

FIAはスーパーライセンスポイントの変更を決定。スーパーフォーミュラ参戦で得られるポイント数は削減されることになった。

 スーパーフォーミュラを運営する日本レースプロモーション(JRP)の倉下明社長は、先日FIA(国際自動車連盟)から発表されたスーパーライセンスの発給ポイント変更について、来週にもFIAと意見交換をしたいという意向を示した。

 F1に参戦する際に必須なのがスーパーライセンスである。その発給条件として、FIA F2をはじめ他のレースカテゴリーで好成績を残し、発給条件に必要なポイントを獲得する必要がある。今まではFIA F2でチャンピオンを獲得すれば、即条件を満たす40ポイントが与えられるのに対し、スーパーフォーミュラのチャンピオンには25ポイントが与えられるというものになっていた。

 今月の22日に発表された最新版によると、スーパーフォーミュラの”スーパーライセンス”ポイントが引き下げられ、チャンピオンにはこれまでより5ポイント少ない20ポイントが与えられることになった。そして新たに多くのカテゴリーがスーパーライセンスポイントの獲得対象シリーズとなり、その中にはスーパーGTも含まれている(スーパーGTのチャンピオンには15ポイントが与えられる)。

 世界的にも年々注目度が上がっているスーパーフォーミュラだが、それに反してスーパーライセンスポイントは引き下げられたと言う現実。これについて倉下社長は「(ポイントが)下がっちゃいましたねぇ」と苦笑いする。ただ、今週末(9月30日・10月1日)に東京・お台場でFIAの会合が行われる予定で、そのレセプションパーティーなどの場を利用して、FIA側と意見交換したいと語った。

「お台場で行われるFIAのウエルカムレセプションで、その辺のお話はしてみたいなと思っています。(ポイントが)悪いよりは、良い方がもちろんいいので、そこは何か考えたいなと思っています」

「今の段階ではFIAからポイントに関する話は来ていませんし、JAF(日本自動車連盟)さんとも具体的な話はまだできていない状態です。また、やはり海外に向けてのロビー活動的なことをしていないのも現状です。せっかくFIAの方々がいらっしゃるので、色々なご意見を伺いたいなと考えています」

 その中でも倉下社長は、今のスーパーフォーミュラは国際シリーズになっていないことが、ポイント引き下げの原因にもなっているのではないかと考えているという。

「インター(ナショナル)シリーズになっていないという点が、大きな理由になっているのではないかと思います。スーパーGTさんは海外でも開催されていますし、こちらも海外でひとつでもふたつでもレースができると、だいぶ良くなると思います」

 フォーミュラ・ニッポンだった時代には、マレーシアでの海外戦も実施。近年もシンガポールや韓国での開催を目指し、2013年にはインジェ(韓国)でのラウンドが一時的にレースカレンダーに加わることもあった。しかし、最終的には開催実現まで至らなかった。

 それ以降、海外戦の話は全くといっていいほど出て来ていないが、倉下社長は今でも海外ラウンドの可能性を探っていることを明らかにした。

「そのチャンス(海外ラウンド開催)は捨ててはいないですし、できることならやりたい。ですが、なかなか(具体案が)組み上がらない状態です。そこはもう少し何とかしたいなと思っています」

取材・執筆/吉田知弘

【関連ニュース】

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント名 第6戦SUGO
サーキット スポーツランドSUGO
記事タイプ 速報ニュース