バンドーン、SF初ポール。これが”現役”F1ドライバーの実力

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バンドーン、SF初ポール。これが”現役”F1ドライバーの実力
執筆: 田中健一
2016/07/16 22:53

スーパーフォーミュラでの初ポールポジションを獲得したバンドーン。チームの村岡潔監督も、「これがF1ドライバー」とその才能を大絶賛する。

ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
ストフェル・バンドーンと村岡潔監督(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
Stoffel Vandoorne, third driver, McLaren F1 Team
Fernando Alonso, McLaren, Stoffel Vandoorne, third driver, McLaren F1 Team
Stoffel Vandoorne, McLaren MP4-31 Test and Reserve Driver
Stoffel Vandoorne, McLaren MP4-31 Test and Reserve Driver
Stoffel Vandoorne, third driver, McLaren F1 Team and Jenson Button, McLaren Honda


 スーパーフォーミュラの第3戦富士スピードウェイ戦の予選で、ついにストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がその速さを示した。

 予選Q1をただひとり1分43秒台を記録して通過、Q2こそ石浦宏明(P.MU / CERUMO · INGING)や中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)らに先行を許したものの、Q3では再びひとりだけ1分40秒台に入れ、2位の石浦に0.272秒差をつけてポールポジションを獲得した。挑戦3戦目での、スーパーフォーミュラでの初ポールポジションである。

「僕らにとっては素晴らしい1日だった。フリー走行から調子は良かったし、クルマも速かったので、期待はしていた」とバンドーンは語る。

 この日は午前中に行われたフリー走行もウエットコンディション。その後、一時雨が上がるも、スーパーフォーミュラの予選が始まる直前に再び雨が降り始め、さらに開始後には雨が止んで、特にQ3では路面は急速にドライ方向に向かっていた。

「Q1はうまく走れ、Q2は若干苦労したんだけど、Q3では路面がどんどん乾いて行ったんだ」とバンドーン。

「どこが良いラインなのかは分からなかった。クルマに乗っていると、見ても分からないんだ。だから探してみようと思って、いろんなラインを通ってみたんだ」

 2位になった石浦が「敗因はドライラインを見つけられなかったこと。ストフェル選手は初めて富士を走ったのに、この結果を出せてすごいなと思うし、それを見つけられなかったのが僕の敗因」と語るように、ライン取りの選択が、非常に難しいコンディションだった。しかし、バンドーンはそれを克服してみせた。

 さて石浦の言葉の通り、バンドーンが富士を走るのはこれが初めてのことだ。

「マクラーレンのシミュレータで、10周くらい走ってみた。F1を開催したことのあるサーキットなので、データはあったんだ。そしてチームは去年のデータを持っているので、それを使って準備してきた」

 そう語るバンドーンは、明日の決勝では当然スーパーフォーミュラ初優勝を狙う。

「良い結果を出せるのを楽しみにしている。明日は今日とはコンディションが変わるかもしれないけど、一番良い場所からスタートできるというのは、有利なはずだ」

 バンドーンはそう語って、意気込みをアピールした。

「これがF1ドライバーだ!」

 バンドーンが所属するDANDELION RACINGの村岡潔監督も、バンドーンの才能を大絶賛する。

「素晴らしいドライバーですね。それ以外に申し上げる言葉は何もない」と村岡監督。

「ドライビングは素晴らしいんですけどね。それ以外の部分も含めて、F1ドライバーというのはこういうものなんだなというのを痛感しています」

「英才教育をされているのか、元々のポテンシャルが違うのか……分かりませんが、無難に行けば、予定通り彼の能力を発揮して、来年はF1ドライバーになるんでしょうね。彼は、そのくらいのポテンシャルを見せています」

「決勝はドライバーの仕事。明日のレースは、彼のポテンシャル次第でしょう。『本当のF1ドライバーは、これくらいのモノなんだ!』というのを見るのを、私も楽しみにしています。過去のレースを見ても、そのくらいのことを、彼はやってきてますから。楽しみですよ」

 さて、日本に”襲来”したバンドーンは、明日の決勝でどんなポテンシャルを発揮し、どんなレースを見せるのか?

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この記事について

シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント 第3戦富士スピードウェイ
サブイベント 土曜予選
ロケーション 富士スピードウェイ
ドライバー ストフェル バンドーン
執筆者 田中健一
記事タイプ 速報ニュース