マーデンボロー「すごく収穫の多い1年だった。来年もチャレンジしたい」

国内2大カテゴリーに挑戦したヤン・マーデンボローは、苦労するところがありながらも収穫の多いシーズンを送ったようだ。

 今シーズン、スーパーGTのGT500クラスとスーパーフォーミュラという日本国内2大カテゴリーに初挑戦したヤン・マーデンボロー。今年1年を振り返り、両カテゴリーともに収穫の多いシーズンだったと語った。

 これまでブランパン耐久シリーズやル・マン24時間レースなど、主にヨーロッパでのレースを中心に活動していたマーデンボローだが、昨年から活動拠点を日本に移し国内カテゴリーに参戦。スーパーGTでは今年からGT500クラスにステップアップし、#12 カルソニックインパルGT-Rからフル参戦。スーパーフォーミュラも同じ星野一義監督が率いるITOCHU ENEX TEAM IMPULからデビューを果たした。

 スーパーGTでは第7戦タイで予選2位に食い込む走りをみせるが、全体的にチームは苦戦を強いられ、第5戦富士での5位入賞が最高位となった。

 一方のスーパーフォーミュラでは終始果敢に攻めていく走りを披露したが、0.001秒単位で順位が大きく変わってしまう厳しいシリーズであと一歩及ばないというレースが続き、最高位は第2戦岡山レース1の6位。それでも第5戦オートポリスではファステストラップを記録し、最終戦鈴鹿のレース2ではポールポジションを獲得(決勝は悪天候により中止)する活躍をみせた。

 マーデンボローは、両カテゴリーとも苦労した部分はあったが、収穫が多いシーズンだったと振り返った。

「両カテゴリーとも本当にいい経験になった。GT500では苦労したところもあったし、もっと自分が努力しなければいけないところもあった。だけど全体的に充実したシーズンを過ごすことができたと思う」

「スーパーフォーミュラは、本当に些細なところで差が出るシビアなカテゴリーだと痛感した。シーズンを通してスピードはあったけど、特に後半4戦は戦略面がうまくいかなくて上位に食い込めなかった」

「両カテゴリーとも楽しむことができた。マシンのパフォーマンスも両方とも素晴らしかったし、トップレベルのドライバーたちとレースができて収穫の多い1年だった。もちろん来年以降も続けてチャレンジしていきたい」

 よく海外から来るドライバーは日本のレースはレベルが高くてシビアとコメントするが、マーデンボローは特に大きな違いはなく、海外レースのトップレベルと似ているとのこと。ただGT500、スーパーフォーミュラともにマシンのパフォーマンスの高さには惚れ込んでいるようだった。

「基本的に大きく変わることはない。僕たちドライバーはヘルメットを被れば、勝利を目指して突き進んでいく。そこのプロセスは一緒だ。それはヨーロッパのGT3のレースやブランパンシリーズも同じ。特にトップの領域までくると、そこのシビア差は同じように感じた。でもスーパーGTにしてもスーパーフォーミュラにしてもマシンのパフォーマンスが素晴らしい。だから走っていて楽しいし興奮するし、やりがいがある」

 そして、来シーズンも引き続き日本のカテゴリーに挑戦していきたいと語ったマーデンボロー。その目標はもちろん勝つことだと力強く語った。

「来年は、とにかく勝ちたい。今年は両方とも優勝できなかったから、勝利に飢えている気分。勝ちたくてしょうがない!」

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ スーパーフォーミュラ , スーパーGT
記事タイプ 速報ニュース