国本雄資「苦しい想いをした分だけ、タイトル獲得は重みがある」:スーパーフォーミュラ最終戦

ランキング2位で最終戦を迎えた国本雄資が逆転王者に。そしてチームタイトルもセルモが獲得した。

 ポイントランキング2位で最終戦を迎えた国本雄資(P.MU / CERUMO · INGING)が、最終戦レース1で優勝、レース2で6位に入り、自身初のスーパーフォーミュラチャンピオンを決定した。

 チームメイトの石浦宏明がチャンピオンになった昨年、国本は苦悩のシーズンを送っていた。そこから一気にトップまで登り詰めてみせた。

「昨シーズンは不甲斐ない結果で、苦しいシーズンを過ごしました。そこから色々なことにトライして戦ってきました。開幕戦から2位を獲得でき、岡山では2レース目で優勝することもできました。今年やってきたことが、少しずつ結果に出てきていることが実感できましたし、自分の中でも自信がついてきました」

 そうシーズンを振り返る。

 ランキング2位で最終戦を迎えるのは、簡単なことではなかった。しかし、2レースともにしっかりと結果を残し、最高のシーズンフィナーレを迎えた。

「最後のレースでも、絶対にチャンピオンを獲ってやるという思いで臨み、強い気持ちでやってきました。今日の第1レースでは最高のレースができましたし、第2レースでは周りの状況を冷静に見ながら、自分のレースができたと思います」

「苦しい想いをした分だけ、(タイトル獲得は)重みがありますし、とにかく凄く嬉しい。長くて、辛いシーズンでしたが、今はホッとしています」

 一方、チームタイトルもP.MU / CERUMO · INGINGが獲得することになった。これが今季のチームの最大目標だったと、立川祐路監督は語る。

「昨シーズンは石浦(宏明)がドライバーズタイトルを獲ってくれましたが、チームタイトルは逃してしまった。なので、今シーズンはチームタイトルを獲ることを目標にしてきました。2台揃って速さを見せることもできましたし、チームとしては良い状態で戦えたと思います」

 そう今シーズンを振り返る。

「(ふたりのドライバーからは)今季に懸ける想いは伝わってきていたし、みんなでそれをサポートしようという気持ちで戦ってきました。昨年の不振について解決して、ふたりに良いレースをしてもらおうと、色々とやってきたんです。スタッフひとりひとりが頑張った結果。毎年、チーム力が上がっているのが実感できています。とにかく、今日の結果はとても嬉しい」

 そうチーム全体を褒めた。

 レース1と2でともにポールポジションを獲得、連続で3位になったにもかかわらず、連覇には届かなかった石浦は、ポジティブな結果だったと最終戦を振り返る。

「(レース2の)スタートは自分としては納得できるものでした(※レース1ではスタートで大きく順位を落としてしまった)。しかし、ストフェル(バンドーン)選手のスタートがそれ以上に完璧で、ちょっとびっくりしました。リスタートでもポジションを落としてしまったので、良いレースはできませんでした。それでも、諦めずに走って戦ったことが、チームチャンピオンに繋がったのだと思っています」

 石浦はそう語る。

「今季はチームタイトルを目指してやってきて、チームが狙っていたものを手に入れられたというのは、良かったと思っています」

取材:梅原康之

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この記事について
シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント名 最終戦JAF鈴鹿グランプリ
サーキット 鈴鹿サーキット
ドライバー 石浦 宏明 , 国本 雄資 , 立川 祐路
記事タイプ 速報ニュース