新品タイヤ持ち越しもOK? JRP倉下社長に“2スペック運用方法”を訊く

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新品タイヤ持ち越しもOK? JRP倉下社長に“2スペック運用方法”を訊く
執筆: 吉田知弘
2018/01/19 11:28

今季から全戦で2スペックタイヤ制を導入するスーパーフォーミュラ。その運用方法についてJRPの倉下社長に訊いた。

 今シーズンからドライタイヤ2スペックの全戦導入が決まった全日本スーパーフォーミュラ選手権。同レースを運営する日本レースプロモーションの倉下明社長に、気になる運用方法などについて訊いた。

 スーパーフォーミュラでは、2016年からワンメイクタイヤサプライヤーがヨコハマタイヤに変更。同時に以前から導入が検討されていたドライタイヤ2スペック制がツインリンクもてぎでのレースで試験的に導入された。

 昨年は第4戦もてぎと第5戦オートポリスで導入。戦略の多様化やオーバーテイクシーンの大幅増加につながった。そして、今シーズンは全7戦で2スペックタイヤ制の導入が正式に決定された。

 ここに至るまでの経緯について倉下社長は、このように語った。

「正直、この2スペック制を初めて導入した2年前はJRPとヨコハマタイヤさんとの間で、かなりの議論がありました。その中で、技術顧問である白井の頑張りもあり(2016年の)もてぎ戦導入が決まりました。しかし、当時はソフトとミディアムの差があまりなかったんですね。当時も様々な意見はありましたが、ヨコハマタイヤさんも供給を始めた初年度でしたし、せめて3年くらいは頑張ろうよという思いで話を進めてきました」

「昨年も2スペックを行うことを各エントラントに話した時は色々な意見が上がって、反対の声も多かったです。でも第4戦・第5戦が終わった後は、メディアの方々も含めて、各方面から良い印象を持ってくれたように感じました」

「2019年以降の車両開発も並行して進んでいたので、ヨコハマタイヤさんとは『将来(2019年以降)どうしたいですか?』という事も投げかけつつ、昨年の秋ぐらいから本格的に話をして、昨年の暮れぐらいに全戦導入が決まりました」

 また気になるレースウィークのタイヤ運用方法について、倉下社長は「これは、まだ検討段階にあるので、なんとも言えませんが…基本的には新品ミディアム2セット、新品ソフト2セット、前回からの持ち越しタイヤ2セットという考え方でいます」とコメント。

 さらに昨年のオートポリス大会で急きょ導入された「予選Q1で使用できるタイヤはミディアムのみ」といった細かい縛りはない方向で調整を進めている他、新品タイヤの次戦持ち越しも可能にしたい意向を明かした。

「これは賛否両論ありますが、そのような縛りは外そうかなと考えています。それと、今年は新品タイヤの持ち越しをOKにしようと考えています。これは、無用な(次戦への持ち越しタイヤを作るためだけの)皮むきをなくすためです」

「そうすれば、新品ソフトの持ち越しがでてくる可能性もあり、ドライバーによっては新品ソフトが3セット持てる可能性も出てきます。もちろん、これには2つの考えがあって、そういう要素で順位が決まるのはスーパーフォーミュラに適さないという意見もあります。その一方で、そういう事も含めてレースマネジメントだという意見もあります」

「まだ検討段階ではありますが、次戦に持ち越すためのタイヤ皮むきというのは無駄だと思っているので、それは止めるようにしたいです」

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シリーズ スーパーフォーミュラ
執筆者 吉田知弘
記事タイプ 速報ニュース