日曜フリー走行:各車が2スペックのタイヤを確認。首位はキャシディ
第5戦オートポリスの日曜フリー走行が行われ、ニック・キャシディ(KONDO RACING)がトップタイムをマークした。

スーパーフォーミュラ第5戦オートポリス、決勝前のフリー走行が行われ、ニック・キャシディ(KONDO RACING)がトップタイムをマークした。
30分のセッションがスタートすると、多くのマシンがソフトタイヤを装着。決勝に向けて戦略の鍵になると思われるこのタイヤの寿命を確認しようと、各車が走行を行った。
セッション序盤の10分が終わった時点で、トップはニック・キャシディ(KONDO RACING)の1分28秒558。前日は予選Q1で赤旗中断の影響を大きく受け、予選16番手に沈んだがこのセッションで気を吐いた。
また、その赤旗の原因となるクラッシュを喫してしまった塚越広大(REAL RACING)もこの時点で4番手タイムを記録。前日は夜遅くまでメカニックがクラッシュしたマシンの修復作業を続けていたが、朝8時50分開始のこのセッションに最初から参加できている。
ソフトタイヤの確認を済ませたマシンはミディアムへ、ミディアムタイヤの確認を行ったマシンはソフトタイヤを試すなど、各車決勝に向けてタイヤの情報収集に当たった。
セッション終了直前、ヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が最終コーナーを直進、グラベルでマシンを止めてしまったようだ。
結局、キャシディがトップのままセッションは終了。マーデンボロー以外のマシンは、ストレートでスタート練習を行った。
各車の走行プログラムは大きく異なると予想されるが、ポールポジションを獲得している野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が19番手と最下位に沈んでいるのが気になるところだ。
決勝はこの後、13時05分からスタートする。
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スーパーフォーミュラ第5戦オートポリス 日曜フリー走行
1. ニック・キャシディ(KONDO RACING)/1:28.558
2. 中嶋大祐(TCS NAKAJIMA RACING)/1:29.006
3. ヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)/1:29.831
4. 小林可夢偉(KCMG)/1:29.901
5. 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)/1:29.979
6. 塚越広大(REAL RACING)/1:30.396
7. 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/1:30.456
8. 大嶋和也(SUNOCO Team LeMans)/1:30.523
9. 石浦宏明(P.MU / CERUMO・INGING)/1:30.572
10. ピエール・ガスリー(TEAM 無限)/1:30.657
11. ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)/1:30.712
12. アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)/1:31.163
13. 国本雄資(P.MU / CERUMO・INGING)/1:31.331
14. 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)/1:31.352
15. 小暮卓史(B-Max Racing)/1:31.393
16. 山本尚貴(TEAM 無限)/1:31.414
17. 山下健太(KONDO RACING)/1:31.525
18. フェリックス・ローゼンクビスト(SUNOCO Team LeMans)/1:31.941
19. 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/1:32.045
この記事について
シリーズ | スーパーフォーミュラ |
イベント | 第5戦オートポリス |
ロケーション | オートポリス |
執筆者 | 松本 和己 |