最終戦のJAF鈴鹿GP、今週末開催。タイトル争いは例年以上の大激戦に?

いよいよ開催が今週末に迫ったスーパーフォーミュラの最終戦JAF鈴鹿グランプリ。今年は例年以上に激しいタイトル争いが展開されそうだ。

 今週末、三重県の鈴鹿サーキットで2017全日本スーパーフォーミュラ選手権の第7戦「第16回JAF鈴鹿グランプリ」が開催。今年も国内トップフォーミュラのチャンピオン決定の瞬間を迎える。

 第6戦を終えた時点で、石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が33.5ポイントでトップ。続いて33ポイントでピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)、フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS)が28.5ポイントでランキング3位に続き、前回のSUGOで今季2勝目を挙げた関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が25ポイントでランキング4位につけている。ここまでが、最終戦で自力でのチャンピオン獲得の可能性を残しているドライバーたちだ。

 今年の石浦は、様々な困難や不運がありながらもその都度見事なリカバリーをみせ、全戦でポイントを獲得。ランキングトップで最終戦までやってきた。鈴鹿でのタイトル獲得をかけたバトルは、今年で3回目。一昨年は初チャンピオンを手にし、昨年は2レースともポールポジションを獲得し、タイトルまであと一歩というところまで近づく走りを見せた。例年以上に僅差の状態で迎えた最終戦となるが、この2年での経験と安定感のあるP.MU/CERUMO・INGINGとともに、2度目のタイトル獲得を目指す。

 その石浦を0.5ポイント差で追うガスリーは、第6戦SUGO後にF1デビューを果たし、海外からの注目度も一層増している状態。さらに2週間前には日本GPに参戦し、F1マシンで鈴鹿サーキットを走行。スーパーフォーミュラよりも一回り速い今年のF1マシンでのレースを経験したことは、間違いなくプラスに働くだろう。

 ランキング3位につけるローゼンクヴィストは、今シーズン初参戦ながら、特に決勝で安定したパフォーマンスを発揮。第3戦から第5戦まで3戦連続で表彰台を獲得する活躍を見せた。ただ、予選で上位に食い込めていないのが課題。そこが改善されれば、逆転チャンピオンの可能性も一気に上がってきそうだ。

 そして、トップから8.5ポイント差の関口。昨年は首位で鈴鹿に乗り込んだものの、週末を通して上位に食い込むことができずチャンピオン獲得を果たすことができなかった。SUGOを終えた後の記者会見でも「最終戦は最低でも1勝は必要」と語っており、気合十分。前回のSUGOでも見せた爆発的な速さが発揮されれば、8.5ポイント差の逆転も十分可能と言えそうだ。

 また最終戦では、優勝ドライバーにボーナスポイントが3点つく他、2レース分のポールポジションボーナスもあるため、2レースともポール・トゥ・ウィンを果たせば一気に18ポイント獲得が可能。このため中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)、小林可夢偉(KCMG)、国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)までがチャンピオン獲得の可能性を残している。彼らが逆転するためには、連勝がほぼ絶対の条件。予選からトップを狙ってくることを考えると、例年以上に激しいポジション争いの激しい予選・決勝となっていきそうだ。

 さらに、今年はチームタイトル争いも激化しており、P.MU/CERUMO・INGINGが47.5ポイントでトップ。続いてTEAM MUGEN(43.5ポイント)、VANTELIN TEAM TOM’S(41ポイント)、SUNOCO TEAM LEMANS(34.5ポイント)、ITOCHU ENEX TEAM IMPUL(27.5ポイント)と続いており、こちらもタイトルをかけ、2レースとも激しいポイントの奪い合いになっていきそうだ。

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント名 最終戦・第16回JAF鈴鹿グランプリ
サーキット 鈴鹿サーキット
記事タイプ 速報ニュース