関口雄飛、決勝について「戦略の幅はあまり広くないと思う」
第5戦オートポリス、予選11番手に終わった関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は、決勝に向けての展望を語った。

オートポリスで行われた2017スーパーフォーミュラ第5戦。予選11番手に終わった関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は、予選を振り返るとともに、決勝に向けての展望を語った。
中盤戦では上位に進出する速さを見せていた関口。今回も予選ではチームメイトのヤン・マーデンボローとともにQ2へ進出するが、ソフトタイヤを履いたアタックで思うようにタイムを伸ばせず、関口は11番手、マーデンボローは14番手に終わった。
予選を終えた関口は、マシンバランスが悪かったわけではないものの、トップとの差がどこでついているのかをつかみかねている様子だった。
「めちゃめちゃ悪いという感じではないんですけど、(トップとの)タイム差が大きくて、トップがどういう走りをしていて、自分たちがどこが遅いのかが、セクターごとのタイムでは分かるのですが、各コーナー単位では分からないので難しいですね」
「単純にミディアムからソフトに履き替えて、1秒上がってタイムもフィーリングも上がったんですけど、周りはもっと上がっていて、自分たちの上がり幅が少なかったですね」
明日の決勝は、今年2回目となるソフト・ミディアムの2スペックタイヤ制でのレース。前回のもてぎではスタート時の装着タイヤがチームにより異なったが、今回のオートポリスはコースの特性やレーススタートが通常より早い13時05分という要素で、スタートタイヤの選択の幅は狭まるのではないかと関口は語った。
「オートポリスはコーナーでダウンフォースが抜けてしまうので、もともと追い抜きは難しいです。もてぎの場合はブレーキングで抜けたけど、ここはそうはいかないです」
「もてぎはトップ集団がソフト、中団がミディアムでスタートするなど分かれました。路面温度が低くなってくれればソフトでスタートするのもアリだと思いますが、明日は決勝スタート時刻も早くて路面温度も上がるので、上位もミディアムでスタートするのではないかなと思います」
「これで上位陣がソフトでスタートしてくれると、僕たちにもチャンスがありますが、戦略の幅はあまり広がらないかなと思いますね」
取材・執筆/吉田知弘
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この記事について
シリーズ | スーパーフォーミュラ |
イベント | 第5戦オートポリス |
ロケーション | オートポリス |