スーパーフォーミュラ

チームの好判断で7位入賞&ランク首位奪還、山本尚貴「今度は僕がチームを助けたい」

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チームの好判断で7位入賞&ランク首位奪還、山本尚貴「今度は僕がチームを助けたい」
執筆:
2019/09/29 11:58

2019スーパーフォーミュラ第6戦岡山。7位入賞でランキング首位に返り咲いた山本尚貴はチームの好判断に助けられたと語った。

 岡山国際サーキットで行われた2019スーパーフォーミュラ第6戦。予選16番手スタートだった山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は粘り強く追い上げて7位入賞。ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)を1ポイント逆転しランキング首位に浮上した。

 今回、土曜日のフリー走行では2番手タイムを記録し好調な走りを見せていた山本。本人も手応えがある状態で予選に臨んだが、思ったほどタイムを伸ばすことができずQ1A組でノックアウトされてしまった。

「予選ではうまく乗れなかった……」と落ち込んでいた山本だったが、決勝ではソフトタイヤを履いてスタートすると徐々にポジションを上げ、8周目には8番手まで浮上した。

 その直後、コースオフ車両が発生しセーフティカーが導入されたが、ここでチームは機転を利かせ山本をピットへ呼び込んだ。

 タイヤ交換義務のウインドウが開いた10周目にミディアムタイヤに交換すると、1周まわって再びピットイン。ソフトタイヤに交換しなおすという変則2ストップ作戦を敢行した。ちょうどセーフティカー先導中でライバルとの差も詰めた状態でレース再開を迎え、レース後半も順調に周回を重ねた。最終的に7位でフィニッシュし、1ポイント差でランキング首位の座を取り戻した。

「あの瞬間にチームが(ピットインすることを)決めてくれました。本当にチームの戦略と判断に助けてもらいました」

「予選で後方に沈んでしまったことで、絶望的な気持ちになってしまったんですけど、諦めないで決勝を追い上げようと臨みました。結果的に予選のポジションを考えれば、この2ポイントを獲れたのは本当に大きな意味があると思います」

 そう語った山本。ここ最近はスーパーGTを含めて思うように結果を残せないレースが続き、悔しい表情ばかりだったが、ようやく笑顔が見られた。

 最終戦の舞台は自身も得意とする鈴鹿サーキットではあるが、山本は今の自分のままでは2連覇は難しいと考えているようで、最終戦に向けて自分自身でも変化を加えなければいけないと語った。

「今回はチームに助けられてポイントリーダーに返り咲くことができました。もちろん、最終戦もチームの力が必要ですが、今度は自分がみんなの力も借りつつ、自分の力も発揮して最後はチャンピオンを獲りたいなと思います」

「ただライバルはニック選手だけではないですし、1ポイントでも前にいるのは有利ではあるものの、今の自分のドライビングの仕方では正直勝てないと思っています」

「ブレてはいけない芯の部分は持ちつつも、さらに変化をつけていかないとこの先も大変になると思います。苦しいですけど、自分を変えられるようにして行きたいですね。今のままではタイトルは獲れないと思っています」

 そう語った山本は、昨年のように強い気持ちを持って、最終戦に臨みたいと語った。

「最後はリスクを承知でどの選手も好結果を狙ってくると思うので、そこに飲み込まれることなく、昨年と同様に“絶対自分が獲るんだという気持ちを持って臨みたいなと思います」

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この記事について

シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント 第6戦:岡山
ドライバー 山本 尚貴
執筆者 吉田知弘