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パロウの後任は? ドラゴには誰が乗る? 気になるSFの2020年ストーブリーグ情報

2020年のレギュラー参戦をかけてスーパーフォーミュラのシート争いも佳境を迎えている。注目はホンダ/M-TECエンジンを使うチームの動きだ。

大湯都史樹 Toshiki Oyu(TCS NAKAJIMA RACING)

写真:: Masahide Kamio

 2020シーズンに向けて動きが活発化しているスーパーフォーミュラ。motorsport.com日本版の独自取材で各チームのドライバー体制がどうなっていくのか、その詳細が少しずつ見えてきた。

 基本的には12月4日・5日に行なわれた合同・ルーキーテストに参加したドライバーがそのまま2020年の体制になるというチームが多い模様。その中でもまだシート争いが続いているところがいくつかあるようだ。

■トヨタ/TRD:気になるセルモ・インギングの3台目のドライバーは?

坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)

坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)

Photo by: Masahide Kamio

 トヨタ/TRDエンジン勢は2020年に向けていくつか大きな動きがある。まず、長年国内トップカテゴリーで戦ってきたTEAM LEMANSだがスーパーGT(GT500)に続いてスーパーフォーミュラの参戦も2019年いっぱいで終了する模様だ。合同・ルーキーテストでは片山義章が同チームから参加したものの、これは2020年に直接的につながるものではなさそうだ。

 一方、参戦台数を変更するチームもある。まずは3台体制に拡充することが発表されたセルモ・インギング。2019年のメンバーだった石浦宏明、坪井翔に関してはそのまま残留する方向で調整が進んでいるが、気になる3台目を務めるドライバーに関する情報が全く入ってきていない。大嶋和也や中山雄一の名前が挙がっているものの、完全に“噂レベル”の話だ。こちらについては、年明けの正式発表を待つしかないという状況だ。

 2019年は2度の2位表彰台を獲得したKCMGも2020年は1台増えて2台体制でのエントリーとなりそうだ。ドライバーは小林可夢偉に加えて、国本雄資が加入する見込み。実際に先日の合同・ルーキーテストでもふたりがマシンをシェアして臨んでいた。

 また2019年の全日本F3選手権でシリーズチャンピオンを獲得したサッシャ・フェネストラズは、2020年はスーパーフォーミュラへのステップアップが確実とされている。どうやら加入先はKONDO RACINGになりそうだ。なおチームメイトになると見られている山下健太のマシンは、2018のスーパーフォーミュラ、2019年のスーパーGT(GT500)でチャンピオン獲得に貢献した阿部和也エンジニアが担当する模様。必勝体制で2020シーズンを迎えることになりそうだ。

 その他のチームについては、大きな変更はなさそうだ。

■ホンダ/M-TEC:一部のチームで、まだ続くシート争い……

松下信治 Nobuharu Matsushita(ThreeBond DragoCORSE)

松下信治 Nobuharu Matsushita(ThreeBond DragoCORSE)

Photo by: Masahide Kamio

 ホンダ/M-TECエンジン勢も、すでに体制がほぼ固まっているチームもあれば、12月に入ってもドライバー選考を行なっているチームもあるようだ。

 チームタイトルを獲得したDANDELION RACINGは山本尚貴、福住仁嶺の布陣で変更はない様子。TEAM MUGENも野尻智紀とユーリ・ヴィップスという最終戦でのコンビを2020シーズンも継続するのではないかとみられている。

 12月の時点でシート争いが続いているチームも複数ある。まずはNAKAJIMA RACINGだ。牧野任祐の残留はほぼ確定しているが、そのチームメイトだったアレックス・パロウが予定していた合同・ルーキーテストへの参加を直前にキャンセル。どうやら噂されているインディカーでのシートが決まりつつあるようで、彼のスーパーフォーミュラ離脱は間違いないようだ。

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 これにより、同チームに空席がひとつでき、ここに誰が収まるのかで注目が集まっている。候補としてはテストでドライブした大津弘樹、大湯都史樹のどちらかになると見られているが、大津がやや優勢という見方が強い。

 一方、B-Max Racing with motoparkはすでにピエトロ・フィッティパルディが加入を発表したが、もう1枠に関しては様々な噂が上がっている。2019年のメンバーだったルーカス・アウアーはDTMへの復帰を決断。ハリソン・ニューウェイも、ヨーロッパのレースに戻るのではないかという噂がある。その中で51号車でテストに参加したシャルル・ミレッシが候補として急浮上しているが、他にも候補がいるという噂もあるなど、詳細が見えていない状況だ。

 そして4年ぶりにスーパーフォーミュラ復活を果たすドラゴコルセだが、こちらもドライバーを誰にするか頭を悩ませているようだ。候補としてはテストでドライブした松下信治とミレッシが考えられるが、松下はヨーロッパでのレース継続が第一希望のため、まだ契約はしていない様子。ミレッシも前述の通りB-Max motopark側との交渉が進み始めているようで、ドラゴコルセからの参戦の可能性は現状では高くなさそうだ。

 実は11月末の段階でミレッシとは別のヨーロッパ出身ドライバーが候補として挙がっているという情報があった。具体的な名前についてヒントを得ることはできなかったが、その話が生きていればテストには参加しなかった別のドライバーがシートに収まる可能性もあるようだ。

 こちらも正式発表まで詳細は待つ必要がありそうだ。

【2020スーパーフォーミュラ ドライバーラインアップ予想(※motorsport.com日本版調べ、2019年12月17日時点)】

☆=発表済み、◎=濃厚、◯=有力、△=候補、▲=微妙、?=噂

<トヨタ/TRDエンジン>
TOM’S
◎ニック・キャシディ
◎中嶋一貴
KONDO RACING
◎山下健太
◯サッシャ・フェネストラズ
TEAM IMPUL
◎関口雄飛
◎平川亮
KCMG(2台体制?)
◎小林可夢偉
◯国本雄資
CERUMO・INGING(3台体制)
◎石浦宏明
◎坪井翔
?大嶋和也、?中山雄一

<ホンダ/M-TEC>
DANDELION RACING
◎山本尚貴
◎福住仁嶺
TEAM MUGEN
◎野尻智紀
◯ユーリ・ヴィップス
REAL RACING(1台体制)
◎塚越広大
NAKAJIMA RACING
◎牧野任祐
△大津弘樹、△大湯都史樹、▲松下信治
B-Max Racing with motopark
☆ピエトロ・フィッティパルディ
△シャルル・ミレッシ、▲ルーカス・アウアー、▲ハリソン・ニューウェイ
ThreeBond DragoCORSE(1台体制)
?松下信治、?シャルル・ミレッシ、?外国人ドライバー

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