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SFもてぎ第1戦 決勝|気温40度の灼熱のコンディションの中、平川亮がポール・トゥ・ウィン

2020年のスーパーフォーミュラ第1戦の決勝レースは平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が一度もトップを譲らない走りで優勝を飾った。

平川亮 Ryo Hirakawa(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

写真:: Masahide Kamio

 ツインリンクもてぎで2020全日本スーパーフォーミュラ選手権の第1戦の決勝レースが行なわれ、ポールポジションからスタートした平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が通算2勝目をマーク。もてぎ大会を2年連続で制した。

 予選終了後から約3時間後に行なわれた決勝レース。サーキットは今週末一番の暑さとなり、気温40度、路面温度46度という灼熱のコンディションの中で決勝レースが始まった。

 スタートでは平川が好スタートを切った一方で2番グリッドのサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)がうまくダッシュを決められず、3番手の山下健太(KONDO RACING)の先行を許した。その山下は1コーナーをクリアすると前方の平川に果敢に攻め込んでいったが、平川も冷静にブロックしポジションの変動はなかった。

 一方、後方では坪井翔が5コーナーでコースオフを喫しリタイヤ。大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)も他車と接触があったのか、フロントウイングを破損してしまい、1周目で緊急ピットインを余儀なくされた。

 序盤の数周は平川が速さをみせてリードを広げようとしていたが、5周目を過ぎたあたりから山下もファステストラップを記録するなど、その差を縮める走りを披露。この2台だけが集団を抜け出し、1秒前後のギャップを維持する緊迫した展開となった。

 なお10周を過ぎたところで栃木県で最大震度3の地震が発生。パドックでも若干の揺れを感じたがレース進行に支障はなかった。

 大きな順位変動もなくレースは3分の1を消化。その後15周目を終えたところで、14番手を走っていた笹原右京(TEAM MUGEN)がピットイン。今回はタイヤ交換の義務は科されていないが、予想以上の暑さということもあってか、タイヤ交換を行なって戦列に復帰。17周目にはタチアナ・カルデロン(ThreeBond DragoCORSE)も同様にタイヤ交換を完了した。

 その後は、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)を先頭に集団となっていた5番手争いに動きが出た。まずは20周目のバックストレートで福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)をオーバーテイクし6番手に浮上。すかさず関口に追いついた。翌周には8番手につけていた山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)も小林を攻略しようとしたが、バックストレート上で2台が交錯すると山本はフロントウイングを破損。小林も右リヤタイヤがパンクしてしまう事態となった。2台ともそのまま緊急ピットインを行ない、戦列に復帰した。

 さらに22周目には福住と関口が1コーナーから5コーナーまでサイドバイサイドのバトルを展開。なんとか関口がポジションを守っていたが、コース中盤の130Rで関口がバランスを崩しスピン。グラベルにマシンを止めてしまいリタイヤとなった。

 灼熱のコンディションの中でハプニングが続出する中、平川はトップを死守。それに対し山下が意地を見せ、28周目には0.9秒後方に迫った。

 残り5周を切って見せ場を作ったのは笹原。途中のピットストップ以降、ライバルより1.5秒ほど早いペースで周回を重ね、当初は10秒以上の差があった大嶋和也(ROOKIE Racing)に接近。オーバーテイクボタンを積極的に使い、並びかけようとするも、大嶋も冷静な走りでポジションを守った。

 そしてファイナルラップになってトップの2台が接近。0.5秒差に迫った山下は2コーナーを立ち上がってオーバーテイクボタンを発動し平川に迫った。それに対し平川もオーバーテイクボタンを使ってラストスパートをかけた。しかし山下の方が早くオーバーテイクボタンの時間がゼロとなってしまい、ついに逆転は叶わなかった。

 平川は最後までミスのない走りをみせ、そのままトップチェッカー。2020シーズン開幕戦を制した。2位には山下が続き、3位にはSFデビュー戦となるフェネストラズが入り、見事初表彰台を飾った。

 終盤までバトルを続けていた大嶋と笹原は結局順位が入れ替わらず大嶋が10位、笹原が11位となった。その後方では山本がカルデロンに接近し90度コーナーでインから抜きにかかったが、カルデロンも一歩も引かない走りをみせポジションを死守。カルデロンが12位でチェッカーを受け、山本は13位となった。

 
順位 ドライバー チーム 周回数 タイム 前車との差 ポイント
1 Japan 平川 亮 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 35 56'35.530     10
2 Japan 山下 健太 Kondo Racing 35 56'36.140 0.610 0.610 8
3 France Sacha Fenestraz Kondo Racing 35 56'38.861 3.331 2.721 6
4 Japan 中嶋 一貴 Vantelin Team TOM'S 35 56'43.086 7.556 4.225 5
5 Japan 福住 仁嶺 DoCoMo Team Dandelion Racing 35 56'46.709 11.179 3.623 4
6 New Zealand ニック キャシディ Vantelin Team TOM'S 35 56'55.459 19.929 8.750 3
7 Japan 野尻 智紀 Team Mugen 35 57'02.460 26.930 7.001 2
8 Japan 石浦 宏明 JMS P.mu/cerumo-INGING 35 57'03.384 27.854 0.924 1
9 Japan 牧野 任祐 TCS Nakajima Racing 35 57'13.560 38.030 10.176  
10 Japan 大嶋 和也 ROOKIE Racing 35 57'15.027 39.497 1.467  

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