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SF第4戦オートポリス|野尻、今季初優勝。山本ステイアウト戦略も届かず

スーパーフォーミュラの第4戦がオートポリスで行なわれ、TEAM MUGENの野尻智紀が今季初優勝。ステイアウト戦略を採った山本尚貴が2位に入った。

野尻智紀 Tomoki Nojiri(TEAM MUGEN)

写真:: Masahide Kamio

 オートポリスで行なわれた2020年の全日本スーパーフォーミュラ選手権の第4戦決勝は、ポールポジションからスタートした野尻智紀(TEAM MUGEN)が今季初勝利を飾った。

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 気温22度、路面温度28度の中で始まった決勝レース。今回はタイヤのウォームアップ時間を十分に確保するためにフォーメーションラップを2周にすることに、ルールが急きょ変更された。各車ともグリッドを離れていった中で、5番手スタートの大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)がエンジンストールを起こしてしまいグリッド上で立ち往生。しかしエンジンを再始動して隊列に合流し、フォーメーションラップ中にポジションを回復して5番グリッドについた。

 スタートが切られると野尻がホールショットを決めてトップで1コーナーを通過すると、2番手に福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が続いた。3番グリッドの山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は出遅れ、5番手まで後退してしまった。さらに山本は2周目に大湯にも抜かれ、6番手に下がった。

 その大湯だが、フォーメーションラップ中にポジションを戻した行為がレギュレーションに抵触すると判断され、ドライブスルーペナルティを受けることになった。

 その後は特に大きな順位変動なくレースが進んでいったが、6周目にサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)の左リヤタイヤが外れるアクシデントが発生。ジェットコースターコーナー終わりのターン12脇にマシンを止めてしまう。フェネストラズはこれでまさかの3戦連続でリタイアとなった。

 マシンがコース脇に止まったことで、セーフティカーが導入。それまで、野尻は順調に後続に対してギャップを築いていたが、これがリセットされることになった。

 9周を終えたところでレースが再開されると、中山雄一(carrozzeria Team KCMG)がいち早くピットストップを済ませるが、今回のルールではトップが10周目のピット入り口にある第1セーフティカーラインを通過したところからピットウインドウが開くため、中山はレース終盤にもう一度タイヤ交換を行なった。

 10周目を終えたところから、複数のマシンがピットストップを行うが、タイヤ交換を終えたばかりの坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)の左リヤタイヤがパンク。11周目のターン6でマシンを止めてしまった。これにより2度目のセーフティカーが導入。このタイミングを利用してトップを走る野尻を始め、大半のマシンがタイヤ交換を行なった。そんな中、山本、ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)、笹原右京(TEAM MUGEN)の3人のみがステイアウトを選択した。

 15周目にレースが再開されると、トップに立った山本はいきなり1分28秒157のファステストラップを記録すると、その後も1分28秒台のペースを維持。ピット作業を終えたメンバーの中で最上位にいる野尻とのギャップを広げていった。これに対し野尻もペースを上げようとするも、1分30秒をなかなか切ることができず、レース再開から10周で両者の差は15.8秒に広がった。

 このまま山本がさらにリードを広げるかと思われたが、野尻も燃料が軽くなったタイミングで1分29秒台までペースを上げ、山本とのギャップを維持。コース上で全く別の場所を走っている2台だったが、まるで接近戦のバトルを繰り広げているような0.001秒を巡る戦いとなった。

 残り5周で野尻に対して25秒のリードを繰り広げた山本だが、それ以上はギャップを築くことができず、残り2周でピットイン。チームも迅速な作業で山本を送り出したが、野尻が先に1コーナーに突入する。

 4秒後方の2番手で復帰した山本はレースの最後まで諦めずにプッシュ。最終的には0.6秒差まで近くも逆転には至らず……野尻がトップチェッカーを受け、今季初優勝を飾った。

 山本は終始見事な走りを見せたものの、あと一歩のところで勝利を逃し、パルクフェルメでは1人になって悔しさを噛み締めていた。3位には牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)が入り、スーパーフォーミュラでは初の表彰台登壇。これでホンダ/M-TECエンジン勢がトップ3を独占。トヨタ/TRDエンジン勢の最上位は、国本雄資(carrozzeria Team KCMG)の4位となった。

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