福住仁嶺、タイヤ交換義務消化せず失格。規則の解釈に関し「理解がなっていなかった」と道上監督|スーパーフォーミュラ第4戦
ThreeBond Drago CORSEの福住仁嶺は、スーパーフォーミュラ第4戦オートポリスでタイヤ交換義務を違反したことで失格となった。
オートポリスで行なわれたスーパーフォーミュラ第4戦。13番手でフィニッシュした福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE)は、レース後に失格の裁定を受けた。
決勝の正式リザルトを見ると、福住がタイヤ交換義務に関する規則を違反したことが失格の原因であると示されている。福住はレース中にピットインしてタイヤを交換しているが、これが義務を満たしたとは判定されなかった、という訳だ。
今回のオートポリス戦の大会特別規則には、タイヤ交換義務について次のように記されている。
「タイヤ交換義務は、先頭車両が10周回目の第1セーフティカーラインに到達した時点から先頭車両が最終周回に入る前までに完了しなければならない」
「タイヤ交換義務を完了せずにレースが終了するまで走行した車両は失格とす る(10周回目とは、9周終了後10周目に入った周回を指す)」
オートポリスにおける第1セーフティカーラインは、最終コーナーを立ち上がってすぐの場所に設定されている。つまり、先頭のマシンが10周目を終えようとしている段階でピットウインドウがオープンするということだ。
しかし福住は、レースが9周を消化してセーフティカー先導からリスタートとなった直後にピットに飛び込んだ。まだ先頭の野尻は10周目に入ったばかりの段階であり、もちろん第1セーフティカーラインには到達していない。福住のピットインのタイミングは1周早かったのだ。
「チームから(9周終了時でピットインするという)指示があって、僕は本当に大丈夫かと思い、チームにも尋ねました」
福住はそう語る。
「ただチーム側からは、『この周で入れるという解釈が前からある』という話だったので、チームの判断でピットに入りましたが、結果的にそれがダメでした」
監督を務める道上龍も、この一件を「単純に我々の判断ミスです」だとして、次のように振り返る。
「レギュレーションの文面の解釈に関して、理解がなっていませんでした」
「あの時はセーフティカーラン中でしたが、リスタートするタイミングでエンジニアと『(集団が)詰まっている間に入れた方が得じゃないか。ばらけてからではチャンスがない』という話をしていました。エンジニアも今(9周終了時で)入れるという判断でしたが、なぜか大丈夫だという理解があり、僕もその周で入れるという判断をしてしまいました……判断ミスです」
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