スーパーフォーミュラ 第6戦:富士

悲願のSFタイトルに黄色信号……坪井翔、第6戦は11位ノーポイント。春先に2位表彰台の富士で「良いところが全くなかった」

今季のスーパーフォーミュラでランキング4番手につける坪井翔は、第6戦富士でノーポイント。週末を通して良いところがなかったと落胆した。

戎井健一郎

公開日時: 2023/07/17 5:27

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Sho Tsuboi, P.MU/CERUMO・INGING

 富士スピードウェイで行なわれたスーパーフォーミュラ第6戦は、TEAM MUGENのリアム・ローソンが優勝。3位に入った宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)と共に、タイトル争いで一歩抜け出した感がある。一方、ランキング4番手につける坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)は11位でノーポイント。上記2名に大きく差を広げられてしまった。

 今季の坪井は、開幕から安定したパフォーマンスを見せてきた。第1戦富士はアクシデントによりリタイアとなったが、第2戦富士で2位、第3戦鈴鹿で2位、第4戦オートポリスで3位。一躍タイトルコンテンダーとなった。チームが元来苦手としていたSUGOでの第5戦でも苦しみながらも7位としっかりポイントを持ち帰り、今季残りレースに向けては「富士と鈴鹿は、オートポリスやSUGOと比べるとかなり印象は良いので、チャンスはあると思っている」と意気込んでいた。

 しかし、迎えた富士戦では苦しむことになる。予選ではQ2には進んだものの11番手止まり。決勝も上位陣のようなペースはなく、優勝したローソンから43秒離されての11位に終わった。

 坪井は今週末を振り返り、6月の富士テストで出た課題を解決できず、それが今回のレースに響いてしまったと語った。

「実は前回のテストから調子が悪かったんです。今週は前回のテストと同じくらいの気候だったと思うので、テストで調子の良かった人たちが前に行った印象です」

「(富士での)第2戦は調子が良かったですし、その時と比較的同じような状況なので、そこまで変わるはずがないと思っていましたが、テストからうまくいかずに悩んでいました。その悩みを解決することができないまま、このレースウィークを過ごしてしまいました」

「課題を改善できず、そもそものベースのペースが遅かったので、良いところが全くない週末でした」

 これでランキングトップを行く宮田との点差は36ポイントに。仮に残る3レースで坪井が3連勝しても、宮田やローソンがコンスタントに上位でフィニッシュすれば追いつくことができない。宮田、ローソンは今季トップ5圏外でフィニッシュしたことが一度もないことを考えると、坪井にとって逆転チャンプは相当厳しい状況にある。

「富士はチャンスだと思っていたので、ポイントが獲れなかったのは痛いし、点差を離されてしまったので、圧倒的に(タイトル争いの)圏外に離されてしまった、そういう状況だと思います」と坪井は厳しい表情で語る。

「この遅さが何だったか分からないと残り3戦戦えないと思うので、色々と考えたいと思います」

「特に今週末はホンダ勢がすごく速かったので、トヨタ勢で予選Q2に進んだ4台の中の1台だったことを考えるとそんなに悪くはないですし、ホンダ勢を除いて考えると、まったく歯がたたないくらい遅かったわけじゃないと思っています。ホンダ勢がなぜこんなに速くなったのかは疑問ですが、トヨタ勢としてなんとか底上げして、しっかり上位を走れるようにならなきゃいけないと思います」

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