スーパーフォーミュラ 第8戦・第9戦:鈴鹿

リアム・ローソン、F1帰りはSFでアドバンテージにならない? 「速いクルマに乗れば良いというわけではない」と担当エンジニア……王座懸けた最終戦の課題は“再習熟”

F1での経験を携えてスーパーフォーミュラの最終ラウンドに臨むリアム・ローソンだが、両カテゴリーのマシン特性が大きく異なることから、世界最高峰のマシンをドライブしたことが大きなアドバンテージになるとは考えていない。

戎井健一郎

公開日時: 2023/10/27 5:10

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Liam Lawson, TEAM MUGEN

 “F1ドライバー”が鈴鹿に帰ってきた。アルファタウリからシーズン中盤の5レースを戦ったリアム・ローソン(TEAM MUGEN)が、今週末(10月28日、29日)のスーパーフォーミュラ最終ラウンドでシリーズタイトルを懸けて戦う。

 ローソンは今季、スーパーフォーミュラ1年目ながら開幕戦でデビューウインを飾り、ここまでの7戦で既に3勝を記録するなど実力を見せている。第7戦もてぎでノーポイントに終わったことによりポイントリーダーの宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)から8点ビハインドのランキング2番手となったが、タイトルを射程圏に捉えて鈴鹿に乗り込んだ。

 もてぎ戦から今回の鈴鹿戦までの間には2ヵ月のインターバルが空いたが、ローソンはその間にF1デビューを果たした。F1オランダGPのフリー走行中に手を骨折したダニエル・リカルドの代役として、5レースを走ったのだ。世界最高峰のF1マシンを経験したことは、スーパーフォーミュラ最終戦に臨むローソンにとってアドバンテージになるのではと見る向きもある。

 しかしながら、ローソン本人と彼を担当する小池智彦エンジニアはそう考えていない。

 スーパーフォーミュラのマシンはF1に次ぐ速さを持つマシンとしばしば形容されるが、ローソンはF1日本GPの際、確かにコーナリングスピードで近さはあるとしながらも、そのフィーリング自体は大きく違うと語っていた。そしてスーパーフォーミュラ鈴鹿戦に向けた記者会見の中でも、ローソンはF1に乗ったことによるアドバンテージを感じているかと聞かれて次のように答えていた。

「正直、大きなアドバンテージだとは思っていない」

「最近(F1で)鈴鹿を走れたのは良いことだけど、走らせ方も全然違う。ラップタイムがすごく違うわけではないけど、フィーリングが全く違うんだ。F1で初めて走った時も、習熟に時間を要した。今日はもう一度(SFに)アジャストする必要がある」

 F1マシンとスーパーフォーミュラのマシンでは、最低重量に100kg以上の開きがある。(F1が798kg、スーパーフォーミュラが677kg)そういった要素もあり、フィーリングが大きく異なるのだ。

 ローソン担当の小池エンジニアも、今週末のレースでまず重きを置いているのは「リアムの「習熟」だと述べた。

「とりあえずのプライオリティは、リアムの習熟です」

「F1とスーパーフォーミュラではクルマが違いすぎます。F1はクルマが重いので、走らせ方が変わってきます。スーパーフォーミュラの方がより一般的なフォーミュラカーの動きをするので、F2に乗っていた彼にとっては馴染みがあると思いますが、F1に乗った時はアジャストに苦労したと言っていました」

「それが逆もまた然りだと思います。いかにスーパーフォーミュラのクルマの感覚を取り戻せるかが重要になると思います」

「リアムは普通の人よりアジャスト能力が高いですし、色んなカテゴリーに順応してきたドライバーです。ただ(予選前のフリー走行は)90分しかないので、そこに合わせられるかは心配です。セットアップも大きく変えてきたので」

「確かに予選一発はF1の方が速いですが、レースペースに関してはF1の方がドロップが大きく、それほど大きな差はないと言っていました。速いクルマに乗ったから良いというわけでもないと思います」

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 TGM Grand Prix、急遽欠場となった大湯都史樹の代役を発表。大草りきがスーパーフォーミュラデビューへ

次の記事 3連覇狙う野尻智紀が首位発進。宮田莉朋、リアム・ローソンとタイトル候補が揃って上位に|スーパーフォーミュラ第8戦・第9戦鈴鹿:フリー走行

More from

戎井健一郎



グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう

スーパーフォーミュラ

スーパーフォーミュラ 1 日前

グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう



次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」

WEC

WEC

Fuji

2 日前

次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」



DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

8 日前

DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ

More from

リアム ローソン



もうひとつの同士討ち……ローソン、リンドブラッドの無罪放免にモヤっと「僕のフロアを壊したのに、理解できない」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

2 日前

もうひとつの同士討ち……ローソン、リンドブラッドの無罪放免にモヤっと「僕のフロアを壊したのに、理解できない」



ハジャー、手首の怪我癒えF1復帰。角田裕毅は再びリザーブに……レーシングブルズが感謝「とても貴重なポイントを獲得してくれた」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

8 日前

ハジャー、手首の怪我癒えF1復帰。角田裕毅は再びリザーブに……レーシングブルズが感謝「とても貴重なポイントを獲得してくれた」



アゼルバイジャンGPでも角田裕毅の出番はあるのか? レッドブル、ハジャーの「回復は順調」と言及……最終判断は1週間後に

F1

F1

スペインGP

15 日前

アゼルバイジャンGPでも角田裕毅の出番はあるのか? レッドブル、ハジャーの「回復は順調」と言及……最終判断は1週間後に

最新ニュース



ホンダ、2回目のADUOアップデートはターボ。すでにスペインGPで投入済み……HRC渡辺康治社長が明かす

F1

F1 F1

バーレーンGP

35 分前

ホンダ、2回目のADUOアップデートはターボ。すでにスペインGPで投入済み……HRC渡辺康治社長が明かす



日本GPに向けてボルテージアップ! MotoGP Fan Fest Tokyo大盛り上がり。小椋「頑張って走ります!」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

47 分前

日本GPに向けてボルテージアップ! MotoGP Fan Fest Tokyo大盛り上がり。小椋「頑張って走ります!」



オコン、ハースF1との契約終了に際しコメント「これで僕のF1キャリアが終わったわけではない」

F1

F1 F1

バーレーンGP

1 時間前

オコン、ハースF1との契約終了に際しコメント「これで僕のF1キャリアが終わったわけではない」



ハースF1、今季限りでエステバン・オコンとの契約終了を発表。後任は誰に?

F1

F1 F1

バーレーンGP

1 時間前

ハースF1、今季限りでエステバン・オコンとの契約終了を発表。後任は誰に?

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録