スーパーフォーミュラ 第8戦・第9戦:鈴鹿

フォーミュラの経験はリージョナルとF3を少し。いきなりのスーパーフォーミュラ初走行も順調にこなして見せた大草りき。目標は予選Q1突破「一発の速さを見てほしい」

スーパーフォーミュラ初走行を終えた大草りきは、クラッシュなくフリー走行を終えられたことで、レースウィークに向けて楽しみな気持ちが勝ってきたといい、予選では一発の速さを見せたいと語った。

戎井健一郎

編集: 2023/10/27 11:06

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Riki Okusa, TGM Grand Prix

 TGM Grand Prixの大湯都史樹がスーパーフォーミュラ最終ラウンドを欠場するという発表からわずか3日。大湯の代役に選ばれた大草りきが、鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラ初走行に臨んだ。

 大草は昨年、スーパーGTのGT300クラスでルーキーながらタイトル争いに加わり、国内レースの関係者やファンからの注目を集めた。ただ鈴鹿サーキット・レーシングスクール(現ホンダ・レーシングスクール鈴鹿)出身の彼といえど、フォーミュラカーでのレース参戦経験は、日本のフォーミュラ・リージョナルと全日本F3(現スーパーフォーミュラ・ライツ)にスポット参戦した経験があるだけ。そんな大草がいきなりスーパーフォーミュラでレースを戦うことになったのだ。

 大湯の代役に大草の名前が挙がった経緯には、大草がスーパーGTで所属するGAINERのメインスポンサーであり、TGM Grand PrixもスポンサードするPONOSの存在も無関係ではないという。また大草はTGMのチーム代表である池田和広氏が代表を務めるSutekina Racingからのフォーミュラ・リージョナル参戦経験もあり、池田代表との接点もあった。

 レースウィークの月曜に声がかかり、水曜日に正式発表、金曜のフリー走行でSF初走行を迎えた大草。クラッシュなどもなくセッションを無事終え、トップから約1.1秒落ちの17番手となった。チームのエンジニアリングを統括する星学文エンジニアによると、テストメニューは概ね順調にこなせたということで、アタックラップでは少しトラフィックがあったことも考慮すると、「初めて乗ってみて、という中では良いところに来ている」という。

 クラッシュせず順調にセッションを終えられたことで、大草も安堵した様子。走行を終えた後の彼は晴れやかな顔をしていた。急遽の代役、初のスーパーフォーミュラということもあり、プレッシャーや不安も少なからずあったはずだが、楽しみな気持ちが強くなったという。

「クラッシュをしなかったので、その辺の不安は無くなりました。今は楽しみに変わっています」と大草は言う。

Photo by: Masahide Kamio

 

「あとは僕が速くなれば結果が出そうな雰囲気があるので、ドライビングと勢いを修正すればなんとかなるかなと思います」

 初めてのスーパーフォーミュラは、特にどういった点が大変だと感じたか? これについて大草はこう説明した。

「スピードレンジが数十キロ違うので、気付いたらコースの前半が終わっているという感じ。詰めどころが難しいというか、詰めるところだらけで」

「全てミスなく、そつなく走らないといけませんし、少しでもミスしてしまうとそれをずっと引きずってしまう感じなので、乗っていて集中力も使います。大変ですね」

 今週末は2レースのフォーマットとなっており、土曜日、日曜日とそれぞれ予選・決勝が行なわれる。その中での目標を問うと、彼は「予選Q1突破」だと語った。

「そんなに簡単なことではないと思いますが、僕が決め切れば絶対にいけると思います」

「一発の速さ、ポンと乗っても速いところはアピールしたいので、そこは見ていてほしいですね」

 

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