スーパーフォーミュラ第4戦富士で旧仕様のウエットタイヤを投入へ。前戦SUGOでは悪天候によりアクシデントが複数発生

雨の中行なわれたスーパーフォーミュラ第3戦SUGOでアクシデントが発生したことを受け、第4戦富士では旧スペックのウエットタイヤが投入されるという。

Pit lane

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写真:: Masahide Kamio

 雨の中でアクシデントが多発し、途中終了となったスーパーフォーミュラ第3戦SUGO。富士スピードウェイで行なわれる次戦に向けては、サプライヤーの横浜ゴムが旧スペックのウエットタイヤを投入予定であることが明らかとなった。

 2022年に2度雨のレースが開催されて以来、スーパーフォーミュラとしては久々のウエットレースとなった先日のSUGO戦。2年弱のインターバルの間にスーパーフォーミュラの車両は変更されたが、タイヤサプライヤーであるヨコハマも昨年途中からサステナブル素材を活用した新スペックのウエットタイヤに切り替えた。それ以前にはモビリティリゾートもてぎで散水によるウエットタイヤテストが実施されており、そこで性能に大きな違いがないことも確認されていた。

 SUGO戦ではその新ウエットタイヤが初めて実戦投入される形となったが、同レースではアクシデントが複数起きた。特に最終コーナーではウォームアップ走行中に1件、決勝レース中に2件、コースオフによるクラッシュが発生。レースを走るドライバーは「タイヤが発動しないような感覚があった」とコメントしているが、スーパーフォーミュラは前述のとおり車両が変更され、ダンパーも共通化されたことにより挙動や特性も変化しているため、アクシデントが多発した要因は複合的なものだと見る声もある。

 ただスーパーフォーミュラは7月20日、21日に富士スピードウェイで行なわれるシリーズ第4戦に向けた対策として、2022年まで使われていたものと同じ仕様のウエットタイヤを投入することを明らかにした。

 シリーズを主催する日本レースプロモーションの上野禎久社長は、富士での合同テストを前にして行なわれた記者会見で次のように述べた。

「スーパーフォーミュラでは2023年以降、ウエットレースがありませんでした。当然、我々運営サイド、チーム・ドライバーサイドとして、今のウエットタイヤにおける走行が圧倒的に少なかったことは事実です。そこに対して我々がしっかりと準備できていたかというと、少し課題があったという認識です」

「富士大会では、2022年に使って十分な走行データがある(素材の)ブレンドのタイヤに変更する予定です。我々がしっかり理解したタイヤで、安全にレースをしようという意図ですが、これはワンメイクのコントロールタイヤだからこそできることでもあります。これは、我々プロモーターサイドで少しでも安全性を高めるための対応の一環です」

 なお横浜ゴムによると、富士戦で投入されるタイヤは旧スペックと言えど新規に作るものになるようで、現在鋭意製造中だという。

 

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