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初優勝・牧野任祐の涙に、ダンディライアン村岡総監督も感極まる。苦悩する若武者に密かに感じていたシンパシー「自分を見ているようだった」

DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの村岡潔総監督は牧野任祐のスーパーフォーミュラ初優勝に際し、牧野には自分と似た部分を感じていたと明かした。

Tadasuke Makino, DOCOMO TEAM DANDELION RACING

 オートポリスで行なわれたスーパーフォーミュラ第2戦では、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの牧野任祐が優勝を飾った。涙のスーパーフォーミュラ初優勝となったが、チームを率いる村岡潔総監督も感極まった様子だった。

 牧野は2019年にNAKAJIMA RACINGでスーパーフォーミュラデビューを飾り、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGには2021年から加入した。しかし髄膜炎により2レースを欠場するなど出だしからつまずき、その後はコンスタントに上位に食い込む活躍を見せながらも長らく勝利には手が届かずにいた。

「牧野君を見守る期間が本当に長かったので、牧野君の1勝は本当に嬉しい。ラスト3周くらいは涙でモニターが見えないくらい、この瞬間を待っていましたので、本当に嬉しい時間ですね」

 優勝監督会見に姿を見せた村岡総監督は、チェッカー直前のことをそう語った。チームとしても、あと一歩のところで勝てない牧野の苦悩は当然感じ取っていたが、上から目線で激励をするようなことはなく、あくまで見守る姿勢を貫いていたといい、村岡総監督曰く「目線を合わせて、膝をついて、同じ視線で話をして歩んできた」という。

写真: Masahide Kamio

 そして村岡総監督は声を震わせながら、自身と牧野を重ね合わせるようなこともあったと明かした。

「これを牧野君が聞いたらどう思うか分かりませんが、牧野君を見てると私そっくりなんですね……人間が。だからどうしても面倒見てやりたいと思い、ここまでやってきました」

「人付き合いが上手な部分もあるし、下手な部分もあるし、少し噛み合わないところがあって、力はあるのに羽ばたけない……私もチャンピオンを獲れると思ってチームを作ったけども、羽ばたけないでずっとやってきました」

「だから自分を見てるように牧野君を見ていました。そういう意味で嬉しかったですね」

「昨年大きなクラッシュがあった時、牧野君のお父さんと『必ず勝ってチャンピオンまでとらせますから、ウチに預けてくれ』という話をしました。ひとつ約束をはたしたので、そこから次のステップに進みたいと思いますので、皆さんも応援よろしくお願いします」

 

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