スーパーフォーミュラ 第4戦:富士

“スーパーサブ”再び。大津弘樹がTGMからSF第4戦に出走……事前テストで車両の課題洗い出し「トップ3も見えるのでは」と代表期待

スーパーフォーミュラ第4戦富士でTGM Grand Prixから出走する大津弘樹。本人は「印象に残る走りをしたい」と意気込んでおり、チーム代表も上位進出に期待を寄せている。

戎井健一郎

公開日時: 2024/07/19 11:47

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Hiroki Otsu, TGM Grand Prix

Hiroki Otsu, TGM Grand Prix

写真:: Masahide Kamio

 2022年を最後にスーパーフォーミュラのレギュラー参戦から遠ざかっている大津弘樹は、富士スピードウェイで行なわれる今季第4戦にTGM Grand Prixから出走する。“スーパーサブ”に、再びチャンスが巡ってきた形だ。

 2021年にRed Bull MUGEN Team Gohからフル参戦デビューを果たした大津は、もてぎ戦で優勝。同年はランキング6位となり、翌年もDOCOMO TEAM DANDELION RACINGでランキング9位を記録したが、2023年はレギュラーシートを失ってしまった。しかしながら、彼にとって2023年は大忙しの1年となった。

 5月の第4戦オートポリスでは、急遽病欠となった野尻智紀の代役としてTEAM MUGENからエントリー。7月の第6戦富士では、負傷欠場となった大湯都史樹の代役でTGM Grand Prixから、最終鈴鹿ラウンドは怪我の療養中だった山本尚貴の代役としてTCS NAKAJIMA RACINGからレースを戦った。さらにはインシーズンテストでB-Max Racingのマシンにも乗っており、まさに八面六臂の活躍だった。

 そして今回、第3戦をもってシートを失った松下信治に代わって、大津がTGMの55号車に乗ることとなった。ドライバーの資金持ち込みを前提としているTGMは依然として金銭的に苦しい状況にあるようだが、大津の起用を通してなんとか今後のスポンサー確保に繋げたい構えだ。

 先日富士で行なわれた富士テストでは、大草りきとシェアする形で55号車をドライブした大津。「1日しか走れなかったので、完璧な状態かと言われるとそうではない。ああしたいな、こうしたいなというモノが残っている中で1日目が終わってしまいました」とテストを振り返る。しかしながら、松下が苦戦していた原因については特定ができたようで、フィーリングが向上している中でレースウィークを迎えることになる。

 したがって、今週末にその辺りの詰めの作業が進めば、大きなパフォーマンスアップに繋がるという手応えもある様子。池田和広チーム代表も「前回はもう一歩詰められていないところがあったので、それをフリー走行で詰められたら、5番手以内、3番手以内も見えてくるのではないかと思います」と期待を寄せる。

 スーパーフォーミュラのレギュラーシートこそ得られていないものの、スーパーGTでは昨年ARTAでチャンピオン争いに絡むなど実績を残している大津。スーパーサブとしてこれほど声がかかるのも、その評価の証だろう。

「レギュラードライバーに混ざって結果を残す難しさは痛感しています」と語る大津。一方でその意気込みも並々ならぬものがある。彼はこう続けた。

「これまで悔しい思いを何度もしてきているので、レギュラーに繋げる意味でもしっかり結果を残したいですね」

「ポイント獲得はマストだと考えていますし、本当に難しいとは思いますが、表彰台争いもしたいですし、印象に残る走りをしたいですね」

 

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