スーパーフォーミュラ 鈴鹿公式合同テスト
TGMのシート獲得なるか!? 鈴鹿テスト2日目に8番手タイムをマークしたハイマン「昨年とフィーリングが全く違う」
TGM Grand Prixからスーパーフォーミュラ開幕前テストに参加したラウル・ハイマン。今季のレギュラーシート契約が未定な状態でのテストとなったが、マシンのポテンシャルには確かな手応えを感じたようだ。
戎井健一郎
公開日時: 2024/02/23 4:08
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2024年スーパーフォーミュラの開幕まであと2週間。その中で唯一参戦ドライバーが決まっていないのが、TGM Grand Prixの55号車だ。
55号車のドライバー候補については、2月中旬の時点でふたりに絞られたと池田和広代表が明かしていた。ただ資金面を含めた条件面が合意に至っていないことから、2月21日、22日に行なわれる鈴鹿テストでは55号車をエントリーするものの、そこで参加するドライバーを「今季のレギュラードライバー」として発表できない可能性が高いとしていた。
そして鈴鹿テストの参加ドライバーとして発表されたのが、ラウル・ハイマン。彼はフォーミュラ・リージョナル・アメリカズ王者になったことで獲得したスカラシップによって、昨年B-Max Racingからスーパーフォーミュラに参戦したが、良いところなくランキング最下位。今季はスカラシップを持っていないが、スーパーフォーミュラに継続参戦し、自らの実力を証明するチャンスを模索していた。
これにより、TGM55号車のドライバー候補はハイマンひとりに絞られた形。しかしテスト前の段階でレギュラードライバー契約を結べないのは、契約の成否がテストでのパフォーマンスにかかっていることが大きな理由の模様。TGM Grand Prixはドライバーが資金やスポンサーを持ち込むことで参戦する形をとっているが、ハイマンの支援者たちはテストの内容を見た上で投資の方針を決定する……ということだと思われる。
そして迎えた鈴鹿テストでハイマンは、初日こそギヤボックストラブルに祟られるなど満足な走行ができなかったが、ドライコンディションとなった2日目午前のセッションでは、終盤のアタックで8番手タイムをマーク。セクター2では全体ベスト、スプーンでトラフィックに引っかかっていることを考えると、さらなる上位タイムも期待できるパフォーマンスであった。
「(午前のベストタイムは)トラフィックでコンマ4秒失ってあのラップだから、満足している。マシンは本当に力強くて、昨年のものとは全然違うんだ。完全にね。だから僕にとっては良かった」
「そんなにプッシュしなくともラップタイムが出るというのは、これまでとは全く違うフィーリングだ。午後の最後のアタックは車高を上げたこともあってダウンフォースを失い、パフォーマンスがイマイチだった」
「でも、セットアップという点でも学ぶことが多かったし、プッシュして色々なテストができたので良かった」
そう語るハイマン。気になるのはやはり今季の契約がどうなるかだ。テスト初日を終えた後、自らの支援者たちを納得させるためにはどんな結果が必要なのかと問うと、彼はこう答えていた。
「ああ、シートを獲得するにはそれが本当に重要なんだけど、何か数字を挙げるのは難しいね」
「そこは分からないけど、とにかく出来る限りのパフォーマンスを出すことだ。その後どうなるかは僕の知るところではない。ただ少なくとも、クルマが速ければ上位に食い込むことは可能だと証明できるように、ベストを尽くすよ」
そしてテスト2日目を終え、トップ10のタイムを出すなどポテンシャルの片鱗を見せたハイマン。改めて今季のシートに向けた話し合いがどうなっていくかを問われると、次のように語った。
「もちろん、決まるのはテストの後になる。もちろん、個人的にはここでレースがしたい。テストだけど、僕たちの強さを見せられたしね」
「残念ながら最後のセッションでは結果を残せなかったけど、今日の最初のセッションはまずまずだった。だからチャンスを得られるといいね。あとは吉報を待つのみだよ」
シート獲得に向けた自信については「難しい質問だけど。正直100%ではない。ベストを尽くすし、もちろんあとは僕の手の及ぶところではない。2週間後にまた会えるといいね!」とハイマンは笑顔で語った。今後、チームや関係者間でどのような決定が下されるか注目される。
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