スーパーフォーミュラ 鈴鹿公式合同テスト

TGMのシート獲得なるか!? 鈴鹿テスト2日目に8番手タイムをマークしたハイマン「昨年とフィーリングが全く違う」

TGM Grand Prixからスーパーフォーミュラ開幕前テストに参加したラウル・ハイマン。今季のレギュラーシート契約が未定な状態でのテストとなったが、マシンのポテンシャルには確かな手応えを感じたようだ。

戎井健一郎

公開日時: 2024/02/23 4:08

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Raoul Hyman, TGM Grand Prix

 2024年スーパーフォーミュラの開幕まであと2週間。その中で唯一参戦ドライバーが決まっていないのが、TGM Grand Prixの55号車だ。

 55号車のドライバー候補については、2月中旬の時点でふたりに絞られたと池田和広代表が明かしていた。ただ資金面を含めた条件面が合意に至っていないことから、2月21日、22日に行なわれる鈴鹿テストでは55号車をエントリーするものの、そこで参加するドライバーを「今季のレギュラードライバー」として発表できない可能性が高いとしていた。

 そして鈴鹿テストの参加ドライバーとして発表されたのが、ラウル・ハイマン。彼はフォーミュラ・リージョナル・アメリカズ王者になったことで獲得したスカラシップによって、昨年B-Max Racingからスーパーフォーミュラに参戦したが、良いところなくランキング最下位。今季はスカラシップを持っていないが、スーパーフォーミュラに継続参戦し、自らの実力を証明するチャンスを模索していた。

 これにより、TGM55号車のドライバー候補はハイマンひとりに絞られた形。しかしテスト前の段階でレギュラードライバー契約を結べないのは、契約の成否がテストでのパフォーマンスにかかっていることが大きな理由の模様。TGM Grand Prixはドライバーが資金やスポンサーを持ち込むことで参戦する形をとっているが、ハイマンの支援者たちはテストの内容を見た上で投資の方針を決定する……ということだと思われる。

 そして迎えた鈴鹿テストでハイマンは、初日こそギヤボックストラブルに祟られるなど満足な走行ができなかったが、ドライコンディションとなった2日目午前のセッションでは、終盤のアタックで8番手タイムをマーク。セクター2では全体ベスト、スプーンでトラフィックに引っかかっていることを考えると、さらなる上位タイムも期待できるパフォーマンスであった。

「(午前のベストタイムは)トラフィックでコンマ4秒失ってあのラップだから、満足している。マシンは本当に力強くて、昨年のものとは全然違うんだ。完全にね。だから僕にとっては良かった」

「そんなにプッシュしなくともラップタイムが出るというのは、これまでとは全く違うフィーリングだ。午後の最後のアタックは車高を上げたこともあってダウンフォースを失い、パフォーマンスがイマイチだった」

「でも、セットアップという点でも学ぶことが多かったし、プッシュして色々なテストができたので良かった」

 そう語るハイマン。気になるのはやはり今季の契約がどうなるかだ。テスト初日を終えた後、自らの支援者たちを納得させるためにはどんな結果が必要なのかと問うと、彼はこう答えていた。

「ああ、シートを獲得するにはそれが本当に重要なんだけど、何か数字を挙げるのは難しいね」

「そこは分からないけど、とにかく出来る限りのパフォーマンスを出すことだ。その後どうなるかは僕の知るところではない。ただ少なくとも、クルマが速ければ上位に食い込むことは可能だと証明できるように、ベストを尽くすよ」

 そしてテスト2日目を終え、トップ10のタイムを出すなどポテンシャルの片鱗を見せたハイマン。改めて今季のシートに向けた話し合いがどうなっていくかを問われると、次のように語った。

「もちろん、決まるのはテストの後になる。もちろん、個人的にはここでレースがしたい。テストだけど、僕たちの強さを見せられたしね」

「残念ながら最後のセッションでは結果を残せなかったけど、今日の最初のセッションはまずまずだった。だからチャンスを得られるといいね。あとは吉報を待つのみだよ」

 シート獲得に向けた自信については「難しい質問だけど。正直100%ではない。ベストを尽くすし、もちろんあとは僕の手の及ぶところではない。2週間後にまた会えるといいね!」とハイマンは笑顔で語った。今後、チームや関係者間でどのような決定が下されるか注目される。

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 悩めるスピードスター、大湯都史樹。セルモ移籍で心機一転もテストでダウンフォース不足に苦しむ「正直かなり焦ってます」

次の記事 これまでやってきた開発、無駄にはならない? お手製ダンパーで実績残したダンディライアン吉田監督、今季から共通部品化も「他より知見が多いと思っている」

More from

戎井健一郎



グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう

スーパーフォーミュラ

スーパーフォーミュラ 1 日前

グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう



次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」

WEC

WEC

Fuji

2 日前

次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」



DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

8 日前

DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ

最新ニュース



フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

5 時間前

フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?



FIAとACO、2037年末までの長期契約を締結。”WEC分裂”の憶測を払拭。FIA会長「世紀の大契約だ!」

WEC

WEC WEC

Fuji

6 時間前

FIAとACO、2037年末までの長期契約を締結。”WEC分裂”の憶測を払拭。FIA会長「世紀の大契約だ!」



ホンダ、2回目のADUOアップデートはターボ。すでにスペインGPで投入済み……HRC渡辺康治社長が明かす

F1

F1 F1

バーレーンGP

7 時間前

ホンダ、2回目のADUOアップデートはターボ。すでにスペインGPで投入済み……HRC渡辺康治社長が明かす



日本GPに向けてボルテージアップ! MotoGP Fan Fest Tokyo大盛り上がり。小椋「頑張って走ります!」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

7 時間前

日本GPに向けてボルテージアップ! MotoGP Fan Fest Tokyo大盛り上がり。小椋「頑張って走ります!」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録