スーパーフォーミュラ 鈴鹿公式合同テスト

悩めるスピードスター、大湯都史樹。セルモ移籍で心機一転もテストでダウンフォース不足に苦しむ「正直かなり焦ってます」

大湯都史樹はスーパーフォーミュラ開幕前テストを終え、主にダウンフォースを活かしたグリップが得られていないとして、難しい状況にあると語った。

戎井健一郎

公開日時: 2024/02/23 2:34

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Toshiki Oyu, VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING

「正直かなり焦っています」

 そう語る大湯都史樹(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)。彼にとって、鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーフォーミュラ開幕前テストはお世辞にも充実感に満ち溢れたとは言い難いものになった。

 大湯は今季、トヨタ陣営のセルモに移籍。昨年のように資金的影響でフル参戦できない可能性を開幕前から憂う必要もなく、落ち着いた気持ちでシーズンインできたはずだ。しかも使う車両は、昨年ランキング4位を獲得した坪井翔から受け継いだもの。申し分ないパッケージかと思われた。

 しかし大湯は、ウエットコンディションとなったテスト初日午前、雨量が多くなってきたタイミングでスピンし、クラッシュ。午後のセッションをキャンセルせざるを得なかった。概ねドライコンディションとなった2日目も調子は上がらず、午前セッション14番手、午後セッション16番手に終わった。

Toshiki Oyu, VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING

Toshiki Oyu, VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING

Photo by: Masahide Kamio

 昨年はTGM Grand Prixで2度のポールポジションを獲得するなど、速さに定評のある大湯だが、そのようなキレのあるパフォーマンスは現時点で引き出せていない様子だ。

 テスト初日を終えて、大湯はグリップの不足、特にダウンフォースが得られていないと訴えていた。クラッシュしたタイミングも、本来はプッシュを控えるのがベターな雨量であったものの、マシンに手応えがなかったが故にしっかりと走って状態をチェックしたいという思いが出てしまったという。

 テスト2日目に向けては「明日に向けてこうしようというものが明確にあるので、ある意味ポジティブに考えられています」と語っていた大湯。しかし2日目を終えても、ダウンフォース不足を感じる点は変わらなかった。

「メカニカルのグリップはあると言えばあるのかもしれませんが、あまり取れていない。その中でダウンフォースはより得られていない。それでグリップがないという一番良くない状態です」

 そう語る大湯。坪井が乗っていた昨年とのセットアップの方向性の違いについて聞くと、詳細については語らなかったが、共通パーツ化されたダンパー以外にも「変わっている部品」があり、その影響も受けているのではないかと話した。

「ダンパー以外にも、去年から変わっているもの、使えないものも多々あります。坪井選手の時はそういったものをうまく利用しつつ、一歩間違えたらバランスが崩れてしまう状態の中で、うまく帳尻を合わせていたからこそあのような位置にいれたんじゃないかと、昨年末のテストの時から思っていました。今回のテストではそこの部分の調整が進んでいないと感じています」

「正直かなり焦ってはいます。今回ある程度実感できるものがあれば、(開幕戦のフリー走行から)しっかりメニューを組んでガラッと(セットアップを)変えたりすることもできますが、こんなに調子が悪い中でレースウィークを迎えるのはなかなか厳しいと感じています」

 心機一転、キャリアの再出発を図る大湯。開幕前テストからつまずく形となったが、この悪い流れを払拭できるか。

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 山本尚貴、SFテストで好タイムマークも怪我の影響については複雑なコメント。首の痛みは否めず「意外といけた部分はあるけど、元通りには戻っていない」

次の記事 TGMのシート獲得なるか!? 鈴鹿テスト2日目に8番手タイムをマークしたハイマン「昨年とフィーリングが全く違う」

More from

戎井健一郎



グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう

スーパーフォーミュラ

スーパーフォーミュラ 3 日前

グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう



次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」

WEC

WEC

Fuji

4 日前

次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」



DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

10 日前

DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ

最新ニュース



マルク・マルケス、日本GPは2日目から余裕ゼロの本気走りが必要「現時点ではアコスタが最速。攻める必要がある」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

6 時間前

マルク・マルケス、日本GPは2日目から余裕ゼロの本気走りが必要「現時点ではアコスタが最速。攻める必要がある」



アストンマーティンのアロンソ、セパンで予選Q1突破を目指せるか? ホンダ折原エンジニア「シミュレーションの方向性をさらに改善できた」

F1

F1 F1

バーレーンGP

7 時間前

アストンマーティンのアロンソ、セパンで予選Q1突破を目指せるか? ホンダ折原エンジニア「シミュレーションの方向性をさらに改善できた」



鎖骨骨折の中上、手術のためもてぎ離れる。「本人もとても悔しがっている」とHRC石川部長が伝える

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

7 時間前

鎖骨骨折の中上、手術のためもてぎ離れる。「本人もとても悔しがっている」とHRC石川部長が伝える



山中琉聖、母国日本GP好調スタート「大幅なセットアップ変更が上手くいった。ファンの前で良い走りを見せたい」

Moto3

MOT3 Moto3

日本

7 時間前

山中琉聖、母国日本GP好調スタート「大幅なセットアップ変更が上手くいった。ファンの前で良い走りを見せたい」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録