スーパーフォーミュラ
ここはF1か……!? 国内レースに登場したKONDO RACINGの豪華モーターホーム。独自構想の力作には苦労とこだわりが
KONDO RACINGは今シーズンからトランスポーターを2台繋げたモーターホームを導入している。チームに導入の経緯などを聞いた。
戎井健一郎
公開日時: 2025/07/21 3:22
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写真:: Motorsport.com / Japan
ここはF1パドックか……? そう見紛うほど立派なモーターホームが、日本の富士スピードウェイに建てられた。これを導入したのは近藤真彦氏率いるKONDO RACING……今年5月のスーパーGT第2戦富士で初登場し、7月のスーパーフォーミュラ第6戦・第7戦富士でもその姿を現した。
KONDO RACINGは年季の入ってきたトランスポーターを新調するべく、シュラーという最新鋭のトランスポーター(通称トランポ)を2台オーダー。デリバリーまでには1年以上がかかったというが、その間にチームはこの2台のトランポの間に屋根や壁を取り付けてモーターホーム状にする独自構想を立て、計画を進めていった。
運送業にも携わるメインスポンサーであるリアライズコーポレーションからも助言を受け、完成させたモーターホーム。目にも鮮やかな“リアライズブルー”は華やかな印象を持たせるが、その分実働スタッフは大変だ。
スタッフはレースウィークの水曜日から現地入りし、高所作業車も使いながら2日間かけて設営作業を行なう。また間に壁を取り付ける関係上、2台のトランポの高さには寸分の狂いも許されない。先日のスーパーフォーミュラに向けても、工場で仮組みをしたりと入念なシミュレーションを行なって来た。
「F1をはじめ、ヨーロッパではホスピタリティには力を入れていますよね。スポンサー様など、ゲストの方々が快適にくつろいでいただけるようなスペースにしたいという思いがありました」
ピット側からの外観はこんな感じ
写真: Motorsport.com Japan
そう語るのはチームの担当者。「初めてのことでしたが、思ったより仕上がりが良くて、たくさん注目もいただいてびっくりしました」と笑顔を見せた。これでスタッフの苦労もいくらか報われたはずだ。ちなみに気になるお値段は「あえて秘密で(笑)」とのこと。
2台のトランポの間は、チームのゲストなどが過ごしたり、取材対応をするスペースとして活用される。当然、よく見られるテント型のホスピタリティよりも雨風を凌ぐことには優れている。
2台のトランポに関しては、スーパーGTの場合は1台がGT500クラス24号車のドライバー部屋、もう1台が近藤監督の部屋にそれぞれ充てられる(GT300クラス56号車の部屋は3台目のトランポに設けられる)。スーパーフォーミュラの場合も、1台がドライバー部屋、もう1台が監督部屋となっている。またドライバー部屋の隣には、エンジニアたちと会議ができるスペースも設けられている。
トランポには2階も存在する。取材時にはチームのレースアンバサダーが休憩していたが、ゲストらがエアコンの効いた快適な空間でレースを観戦することもできる。またモニターに関してもメカニックの手作業によって、壁側に埋め込まれるような形で設置されている。
トランポ2階は空調完備。チーム関係者が過ごせる場所で、冷房の効いた場所はそう多くない
写真: Motorsport.com Japan
インパクト十分なホスピタリティで話題を集めたKONDO RACING。当然、ホスピタリティに力を入れているチームは彼らだけではないため、今後は負けじと対抗してくるチームも出てくるかもしれない。
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