レースレポート

スーパーフォーミュラ 第11戦・第12戦鈴鹿

鮮やか大外刈り! スタートで首位奪ったイゴール・オオムラ・フラガが初優勝。“3強”以外の勝利は3年ぶり|スーパーフォーミュラ第10戦決勝レポート

スーパーフォーミュラ第10戦は、イゴール・オオムラ・フラガが初優勝を飾った。

戎井健一郎

公開日時: 2025/11/23 2:09

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Igor Fraga, PONOS NAKAJIMA RACING

Igor Fraga, PONOS NAKAJIMA RACING

写真:: Masahide Kamio

 11月23日(日)、スーパーフォーミュラ第10戦鈴鹿の決勝レース(19周)が行なわれた。優勝したのはイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)だった。

 今週末、合計3レースが行なわれる今季最終ラウンド。土曜の第11戦の後、日曜午前に行なわれた第10戦は、本来10月に富士スピードウェイでのレースとしてカレンダーに組み込まれていたもの。しかし富士では天候不良で第10戦の決勝レースを実施することができず、富士での予選結果を基にして鈴鹿で代替レースを行なうこととなった。周回数は19周と短く、タイヤ交換義務もないスプリントレースだ。

 ポールポジションは、ランキング4番手につける牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。初優勝を狙うフラガを挟んで、ランキング3番手の太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が3番グリッドに並んだ。その隣4番グリッドもタイトルコンテンダー、ランキング2番手の岩佐歩夢(TEAM MUGEN)だ。

 一方、ポイントリーダーの坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)。レース前の時点でライバルに対して16.5ポイントのリードがあった坪井にとっては、少しでも前の順位でフィニッシュしてチャンピオン争いのマージンを守りたい状況だった。

 レースは快晴の下で9時50分にスタート。牧野はイン側偶数グリッドのフラガを牽制しながら1コーナーに向かったが、フラガはアウト側に回って豪快にオーバーテイク。スタートが最重要と言えるスプリントで、値千金の首位浮上であった。

 牧野はオーバーテイクシステム(OTS)を使いながらフラガの1秒差前後で肉薄する中、3番手太田はやや離される格好。その後ろは岩佐、野尻智紀(TEAM MUGEN)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)が続き、7番手坪井は前を行くホンダ勢を追いかけれられるペースはなく、逆に後続の大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)からプレッシャーをかけられていた。

 またピットストップのない19周のレースとあって、スタート後はパレードラップのようなレースになるのではないかと心配する声もあったが、中団ではオーバーテイクが頻発。1コーナーへの飛び込みに向けて、ホームストレートで3ワイドになるような場面もあった。

 フラガは牧野との差を2秒前後まで開き、その後はセーフティリードを築いたままでトップチェッカー。スーパーフォーミュラ参戦1年目ながら、シリーズ初優勝を決めた。また、ここ数年TOM'S、MUGEN、DANDELIONの“3強”が勝利を分け合ってきたが、この3チーム以外のドライバーが勝利するのは2022年第8戦もてぎ、TEAM IMPULの関口雄飛以来3年ぶりであった。

 2位は牧野、3位は太田。岩佐、野尻、佐藤、坪井というオーダーでのフィニッシュとなった。これで午後に行なわれる最終戦のタイトル争いは4名に絞られ、坪井116.5ポイント、太田107ポイント、牧野107ポイント、岩佐104ポイントという状況。最終戦は岩佐がポールポジション、太田が4番グリッド、牧野が5番グリッド、坪井が7番グリッドからスタートする。

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 イゴール・オオムラ・フラガが参戦1年目で初優勝!|スーパーフォーミュラ第10戦鈴鹿:決勝速報

次の記事 苦労人のブラジリアンが大粒の涙。スーパーフォーミュラ初優勝のイゴール・オオムラ・フラガ「親がどれだけ苦労してここまで来させてくれたか……」

More from

戎井健一郎



次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」

WEC

WEC

Fuji

19 時間前

次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」



DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

6 日前

DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ



タイヤ無交換で19番手から2位! GT300王座争い大量リードのリアライズ。しかしオリベイラ「こんな“ジョーカー”毎戦使うわけにはいかない」

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

7 日前

タイヤ無交換で19番手から2位! GT300王座争い大量リードのリアライズ。しかしオリベイラ「こんな“ジョーカー”毎戦使うわけにはいかない」

最新ニュース



レッドブルのマシン劣化問題に解決の糸口「改善できる領域を具体的に特定できるようになってきた」しかし来季の完全解決はない?

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

53 分前

レッドブルのマシン劣化問題に解決の糸口「改善できる領域を具体的に特定できるようになってきた」しかし来季の完全解決はない?



復帰戦でいきなり3位のハジャーを、レッドブルも称賛。“激情型”から卒業して精神的にも成熟?「さまざまな面で成長している」

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

12 時間前

復帰戦でいきなり3位のハジャーを、レッドブルも称賛。“激情型”から卒業して精神的にも成熟?「さまざまな面で成長している」



WECフェラーリ、富士6時間は今季最悪のレースに「あらゆることがうまくいかなかった」残り2戦で逆襲目指す

WEC

WEC WEC

Fuji

12 時間前

WECフェラーリ、富士6時間は今季最悪のレースに「あらゆることがうまくいかなかった」残り2戦で逆襲目指す



なぜMissionH24は燃料電池を止め、水素V6を選んだのか。 トヨタと描き直すル・マンへの道

WEC

WEC WEC

Fuji

13 時間前

なぜMissionH24は燃料電池を止め、水素V6を選んだのか。 トヨタと描き直すル・マンへの道

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録