レースレポート

スーパーフォーミュラ 第11戦・第12戦鈴鹿

好事魔多し。ポールの岩佐歩夢が1周目接触クラッシュで痛恨ノーポイント。野尻智紀が今季初勝利|スーパーフォーミュラ第11戦決勝レポート

スーパーフォーミュラ第11戦鈴鹿の決勝が行なわれ、野尻智紀が今季初優勝した。

戎井健一郎

編集: 2025/11/22 9:22

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Tomoki Nojiri, TEAM MUGEN

Tomoki Nojiri, TEAM MUGEN

写真:: Masahide Kamio

 11月22日(土)、スーパーフォーミュラ第11戦の決勝レース(26周)が鈴鹿サーキットで行なわれた。優勝を飾ったのは野尻智紀(TEAM MUGEN)で、今季初優勝を挙げた。

 今週末、第10戦・第11戦・第12戦の3レースが行なわれ、チャンピオン争いに決着がつく2025年のスーパーフォーミュラ。土曜日にはまず第11戦の決勝が開催される。そして10月に中止となった第10戦の代替レースが日曜午前に、最終戦である第12戦の決勝が日曜午後に行なわれるというスケジュールだ。

 ポールポジションはランキング2番手の岩佐歩夢(TEAM MUGEN)。2番グリッドにつけるチームメイトの野尻は、自身もチャンピオンの可能性を残しながらも岩佐のタイトル獲得をサポートする意向を示しており、岩佐にとっては心強い味方を得た形だ。

 グリッド2列目にはPONOS NAKAJIMA RACINGのイゴール・オオムラ・フラガ、佐藤蓮が続き、ランキング3番手の太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は5番手、同4番手の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は7番手、そしてポイントリーダーの坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)は9番手からのスタートとなった。

 日差しのおかげもあり、11月下旬とは思えぬ過ごしやすい気候。気温20℃、路面温度26℃というコンディションでフォーメーションラップが始まったが、今季ベストの10番グリッドを手にしていた小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC)がバックストレートでスロットルが戻らなくなるトラブルによってストップ。フォーメーションラップ仕切り直しとなった。

 当初の予定から1周減算となってレースはスタート。そこではまさかの展開が待っていた。スタートで野尻の先行を許した岩佐はフラガとのバトルとなり、逆バンクで接触。インに飛び込んだフラガとラインが交錯した岩佐は、アウト側のバリアにクラッシュしてレースを終えた。なお、このアクシデントに対しては両者にペナルティは出されなかった。

 これでセーフティカー(SC)が出動。野尻、フラガ、佐藤のトップ3となった。牧野は3番手、坪井は6番手にポジションアップ。一方スタートで一瞬アンチストールに入ってしまった太田は12番手まで転落した。

 6周目にリスタートが切られると、8周目には坪井が福住仁嶺(Kids com Team KCMG)を抜いて5番手に浮上した。そんな中、ザック・オサリバン(KONDO RACING)が2コーナーでクラッシュしたことで9周目に2度目のSC出動。このレースは10周目にピットウインドウがオープンとなりタイヤ交換義務の消化が可能となるが、これでSCラン中の10周目に大半のマシンがピットになだれ込むことが確定的となった。

 案の定、10周目には全車がピットレーンに。これで3番手の佐藤は、目の前にいるフラガのピット作業が終わるまで待つ必要があり、大きくタイムロス。一気に下位集団まで飲み込まれてしまった。これによりトップ5のオーダーは野尻、フラガ、牧野、坪井、大嶋和也(docomo business ROOKIE)となった。

 リスタートが切られてからは、野尻とフラガのトップ争いが白熱。互いにオーバーテイクシステム(OTS)を激しく消費しながらの戦いとなったが、ポジションは入れ替わらないまま終盤に入っていった。

 その後ろでは、鈴鹿4勝の“鈴鹿マイスター”太田がオーバーテイクショーを展開。ライバルをいとも簡単に攻略していき、18周目には大嶋を抜いて5番手までポジションを上げた。

 野尻はフラガを振り切ってトップチェッカー。今季は予選で4度ポールを獲得するも決勝では勝利がなかった野尻だったが、最終ラウンドで今季初優勝を飾った。2位フラガは自身初優勝ならず、3位は牧野だった。

 坪井と太田は最後まで接近戦を繰り広げたが、坪井が4位でチェッカー。太田は5位だった。これでポイントランキングは、坪井112.5ポイント、岩佐96ポイント、太田96ポイント、牧野92ポイントとなった。

 なお翌日の2レースに関しては、第10戦は牧野が、第12戦は岩佐がポールポジションからスタートする。いずれも坪井は上位グリッドを確保できておらず、両者にとっては一気に差を縮めるチャンスと言える。

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 野尻智紀、今季初優勝! PP岩佐歩夢まさかの1周目リタイア|スーパーフォーミュラ第11戦鈴鹿:決勝速報

次の記事 ポールシッターの岩佐歩夢、1周目の接触でまさかのリタイア。フラガのお咎めなし判定に納得いかず「あれがいいならなんでもあり」

More from

戎井健一郎



DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

5 日前

DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ



タイヤ無交換で19番手から2位! GT300王座争い大量リードのリアライズ。しかしオリベイラ「こんな“ジョーカー”毎戦使うわけにはいかない」

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

6 日前

タイヤ無交換で19番手から2位! GT300王座争い大量リードのリアライズ。しかしオリベイラ「こんな“ジョーカー”毎戦使うわけにはいかない」



GT500ホンダ陣営、怒涛の3連勝でプレリュードは“シビック超え”。ランキングも2〜4番手に「最強パッケージに全力でチャレンジしていく」

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

6 日前

GT500ホンダ陣営、怒涛の3連勝でプレリュードは“シビック超え”。ランキングも2〜4番手に「最強パッケージに全力でチャレンジしていく」

最新ニュース



激走マルタンス、平川亮とトヨタを苦しめる「あと1〜2周あれば……彼らの母国で、抜いてやりたかったな!」|WEC富士6時間

WEC

WEC WEC

Fuji

16 分前

激走マルタンス、平川亮とトヨタを苦しめる「あと1〜2周あれば……彼らの母国で、抜いてやりたかったな!」|WEC富士6時間



F1分析|ピアストリの存在がレース前半の”ラッセル独走”を演出。後半は一転大激戦に

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

1 時間前

F1分析|ピアストリの存在がレース前半の”ラッセル独走”を演出。後半は一転大激戦に



トヨタが富士で勝った! 完璧な戦略で首位に浮上し、残り20分逃げ切り。耐久レースの”超スプリント”決着……アルピーヌが悔しい2位|WEC富士6時間決勝

WEC

WEC WEC

Fuji

1 時間前

トヨタが富士で勝った! 完璧な戦略で首位に浮上し、残り20分逃げ切り。耐久レースの”超スプリント”決着……アルピーヌが悔しい2位|WEC富士6時間決勝



WEC富士6時間レースは、残り20分手に汗握る大激戦! 平川逃げ切り8号車トヨタが凱旋優勝! アルピーヌSCに泣く|WEC富士6時間速報

WEC

WEC WEC

Fuji

2 時間前

WEC富士6時間レースは、残り20分手に汗握る大激戦! 平川逃げ切り8号車トヨタが凱旋優勝! アルピーヌSCに泣く|WEC富士6時間速報

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録