予選レポート

スーパーフォーミュラ 第6戦・第7戦富士

復調の野尻智紀、4度目PPで今季初勝利狙う。隣には“富士マイスター”坪井翔|スーパーフォーミュラ第6戦富士

スーパーフォーミュラ第6戦富士の予選では、TEAM MUGENの野尻智紀がポールポジションを獲得した。

戎井健一郎

編集: 2025/07/19 1:56

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Tomoki Nojiri, TEAM MUGEN

写真:: Masahide Kamio

 7月19日、富士スピードウェイでスーパーフォーミュラ第6戦の公式予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのは野尻智紀(TEAM MUGEN)だった。

 富士でのインシーズンテストを挟み、後半戦がスタートした2025年のスーパーフォーミュラ。テスト時とは路面コンディションも異なる中で、これまで取り組んできたものを結実させられるかがポイントと言えた。

 まず土日2レース制となる今回は、第6戦が行なわれる19日の朝に予選が実施された。まずは11人ずつ2組に分かれるQ1からで、9時10分にQ1 A組がスタートした。

 まずコースインして1〜2周を走ってからピットインし、新品タイヤに交換してから再度コースへ。アウトラップ、ウォームアップラップを挟んで計測2周目からアタックに入るのが定石の流れとなった。

 ターゲットタイムを出したのは、昨年の富士戦で2度ポールを獲得した福住仁嶺(Kids com Team KCMG)で1分22秒884。それを好調の野尻が塗り替えると、最終的には昨年の富士戦3レース全てを制した“真打”、坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)がさらに更新してA組トップ通過を決めた。

 坪井以下、野尻、阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、福住、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)までがQ2進出。Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)はトップとコンマ7秒落ちの9番手タイムをマークし、予選でライバル2人を打ち負かしたかに思われたが、最終コーナーでの4輪脱輪があり、タイムを抹消されてしまった。

 続くB組がスタートし、各車がコースインしようとピットレーン出口に向かったが、1台がコースインした直後に突如レーン出口の信号が赤となり、岩佐歩夢(TEAM MUGEN)以下後続が待ちぼうけを食らうというハプニングが起きた。場内の計時システムも作動しておらず、セッションは一時中断されて仕切り直しとなった。

 再開後は、フリー走行から好調だったイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)がターゲットタイムの1分23秒093をマークしたが、各車1分23秒台の壁をなかなか越えられない。そんな中で岩佐が1分22秒675というタイムを刻み、ライバルにコンマ3秒以上の差をつけてB組トップ通過を決めた。

 フラガは2度目のアタックでさらにタイムを縮めるも2番手止まり。大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、小出峻(San-Ei Gen with B-Max)、小林可夢偉(Kids com Team KCMG)までがQ2進出となった。

 ポールポジションを決するQ2は、10分間のQ1と違い7分間しかない。太田がライバルより一足早くコースに出ていったが、各車残り5分あたりからピットアウトし、アウトラップとウォームアップラップを経てアタックに向かった。

 ここで速さを見せたのは野尻。1分22秒417という好タイムでタイムシートの最上段につけた。坪井もかなりのペースでセクター1、2を抜けたが、最終的なタイムは1分22秒438でわずかに届かず。野尻が今季4度目となるポールポジションを決めた。

 6戦で4度目のPP獲得と言えど、開幕からレースペースに苦しんできた野尻。しかし前戦オートポリスでは今季最高の2位に入り、富士テストでも手応えを得るなど復調傾向にある。そんな野尻が“富士マイスター”の坪井といフロントロウで相見える。なお、3番手は福住だった。

 

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