テストレポート

スーパーフォーミュラ 合同テスト・ルーキードライバーテスト

スーパーフォーミュラのルーキーテストでウゴチュクが驚異の速さ見せる。F4王者の鈴木斗輝哉も好タイム……ドゥーハンは3日続けてデグナーに散る

スーパーフォーミュラの合同・ルーキーテストの最終日であるルーキー限定セッションは、ウーゴ・ウゴチュクが最速タイムをマークした。

戎井健一郎

編集: 2025/12/12 9:18

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Ugo Ugochukwu, VANTELIN TEAM TOM’S

Ugo Ugochukwu, VANTELIN TEAM TOM’S

写真:: Masahide Kamio

 12月12日、スーパーフォーミュラの合同テスト兼ルーキードライバーテストの最終日が実施された。最終日はルーキードライバーのみのセッションとなったが、ウーゴ・ウゴチュク(VANTELIN TEAM TOM’S)が3日間を通してのトップタイムをマークし、関係者を驚かせた。

 このルーキーセッションには、計14名のドライバーが出走。強い風が吹き、凍てつくような寒さの中で10時に午前セッションがスタートした。路面温度10℃という環境でのコースインはルーキードライバーにとっては酷と言え、シケインで鈴木斗輝哉(Kids com Team KCMG)、ヘアピンで梅垣清(docomo business ROOKIE)がストップして早速赤旗が出された。

 そしてその30分後、ジャック・ドゥーハン(KONDO RACING)がデグナーでクラッシュ。ドゥーハンは初日、2日目も同じくデグナーでスポンジバリアの餌食となっており、3日連続で同じコーナーでクラッシュという珍事となった。

 セッション終盤までは1分38秒台のタイムが最速となっていたが、この日から参加のウゴチュクが1分37秒770をマークしてトップに。2024年のマカオGPウイナーが、スーパーフォーミュラ初乗りながらいきなり好タイムを出して午前セッションを終えた。またウゴチュクは、ベストタイムを出した後にスピンして赤旗の原因を作り、牽引されながらピットへと戻った。

 2番手タイムはルーク・ブラウニング(KONDO RACING)。3番手は荒尾創大(ThreeBond Racing)だった。

 午後のセッションも、荒尾がいきなりスピンを喫して赤旗。さらに梅垣清(docomo business ROOKIE)がスプーンの立ち上がりでスピン、午前を走ったザック・デビッドからマシンを受け継いだ清水康弘(San-Ei Gen with B-Max)がアウトラップの2コーナーでクラッシュし、計3度中断となった。

 ブラウニング、ウゴチュク、フレディ・スレイター(VANTELIN TEAM TOM’S)ら外国人ドライバーがタイムシートの上位につける中、ラストアタックでウゴチュクが1分36秒862をマーク。このセッションの最速となっただけでなく、3日間を通しての最速タイムとなった。当然、気温の低さや、“ホームストレート追い風、S字向かい風”というタイムが出やすい条件が揃っていたのだが、いずれにしても初走行としては驚異的なパフォーマンスだったと言える。

 そして2番手は1分37秒335を記録した鈴木だった。鈴木は今季のFIA F4王者であり、フォーミュラ・リージョナル・ジャパンではランキング2位になったドライバーだが、スーパーフォーミュラ・ライツ(旧全日本F3)車両の走行経験すらほとんどない。大きなステップアップと言えたが順応性の高さを見せつけた。

 これで今季のスーパーフォーミュラは全日程が終了。年内にはトヨタ陣営、ホンダ陣営共に体制発表があると予想されており、年明けの2月25日、26日には鈴鹿サーキットでプレシーズンテストが実施される。

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