スーパーフォーミュラ 合同テスト・ルーキードライバーテスト

F1予備軍の有望株スレイター、SF鈴鹿テストをエンジョイ。F1育成プログラム無所属の理由も明かす「今は自力で戦う方がいいと思っている」

スーパーフォーミュラのテストで鈴鹿サーキットを走ったフレディ・スレイターは、「すぐにでもここに戻ってきたい」と語るなどテストをエンジョイした様子。また、F1を目指す上でのキャリア観についても語った。

戎井健一郎

公開日時: 2025/12/15 3:01

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Freddie Slater, VANTELIN TEAM TOM’S

Freddie Slater, VANTELIN TEAM TOM’S

写真:: Masahide Kamio

 先日行なわれたスーパーフォーミュラのルーキーテストに、欧州から超有望株が参加した。それが2025年フォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権(FRECA)チャンピオンのフレディ・スレイターだ。

 スレイターがカートを卒業して4輪のレースに転向したのは、15歳となった2023年シーズン途中から。2024年にはイタリアF4を圧倒的な強さで制し、今季はFRECAでチャンピオンに。マカオGPでは2年連続ウォールの餌食となったが、昨年は初参戦ながら上位争いを展開し、今年はクラッシュするまでは優勝間違いなしのレースを展開した。今欧州で最も勢いのある若手ドライバーと言える。

 そんなスレイターが、鈴鹿サーキットを体験すべくVANTELIN TEAM TOM’Sからスーパーフォーミュラのテストに参加した。同じくTOM'Sのマシンに乗ったウーゴ・ウゴチュクほどのタイムは出なかったものの、ベストタイムは1分37秒480で13人中4番手。今季フォーミュラ・リージョナルを主戦場としてきたドライバーがF1の次に速いと言われるマシンで出したタイムであることを考えても、上々のパフォーマンスだった。

 今回のテスト機会を、スレイターは非常に喜んでいる様子で、「チャンスがあればすぐにでも戻って来たいよ。とても楽しかった」と語る。

「みんなが言うように、スーパーフォーミュラをドライブするのはF1を走らせるのに最も近いと思う。まだ17歳で、FRECAからF3に上がろうとしている僕がそういう体験をさせてもらえるのは素晴らしいことだ。こういう機会をもらえるのは特別なことだし、一生忘れられない経験になる。またすぐに戻って来たいね」

 またスレイターは上記のような輝かしい実績を残しているにもかかわらず、現時点ではF1チームのドライバー育成プログラムに属していない。いくつかのチームと接触中なのかと尋ねると、彼は「今は自力で戦う方がいい」との考えを示した。

「今の段階では、自分の力で戦った方がいいと思っている。僕たちにとっては、ランクを上げていく過程で成績を残し続けて、チームにもっと欲しがってもらえるようになるのが理想のシチュエーションだ。だから今はフリーでいることが重要だと思っている」

「結局のところ、今の僕の仕事は結果を残すことであって、あとはマネジメント陣が上手くやってくれる。とにかく走って勝つことに集中して、後のことはマネジメントに任せるよ」

 ちなみにスレイターは、今季F1王者に輝いたランド・ノリスが所属するADDマネジメントのドライバー。今後はどのようなキャリアを歩むことになるのか? まずは2026年のF3での戦いぶりに注目だ。

 

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