スーパーフォーミュラ 第6戦・第7戦富士

“幻の予選アタック”ではライバル2人を上回るタイム。Jujuが監督不在のSF第6戦で見せ場作る「クルマの能力を引き出せるようになった」

スーパーフォーミュラ第6戦を終えたJujuは、特に予選ではポジティブな手応えを得られているとして、Q2進出への意欲も語った。

戎井健一郎

公開日時: 2025/07/19 12:53

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Juju, HAZAMA ANDO Triple Tree Racing

写真:: Masahide Kamio

 父・野田英樹監督の不適切発言を巡った一連の騒動により、話題の人となっていたJuju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)。スーパーフォーミュラ第6戦富士では、野田監督が罰則により不在となったものの、自らの走りでインパクトを残した。

 Jujuにとって第6戦のハイライトとなったのは予選。Jujuはデビュー以来、予選でライバルのタイムに肉薄することに苦しんでおり、特に新規チームからの参戦となった今季はトラブルにも苦しめられて数秒単位で離されることも珍しくなかった。しかし今回の予選では様子が違った。

 Jujuは11台中6台がQ2に進めるQ1 A組に出走すると、計測2周目に1分24秒426をマーク。翌周には1分23秒278にタイムを上げ、11台中9番手に食い込んだのだ。しかもセッショントップとのタイム差は0.708秒(100.8%)だった。

 しかしながら、このアタックタイムは最終コーナー立ち上がりでのトラックリミット違反(4輪脱輪)により抹消に。計測2周目のタイムが採用されることになり、結果は10番手だった。(11番手のザック・オサリバンもタイム抹消)

 4輪脱輪となった瞬間のオンボードを見ると、最終コーナーのエイペックス(コーナー頂点)付近でスライドしたことにより修正舵が入り、マシンがアウトにやや膨らむ中、そのまま加速してホームストレート外側の白線の外まで出てしまった形だ。本人は次のように説明する。

「リヤがスライドしながらの立ち上がりでしたが、(アクセルを)戻すわけにもいかないし、戻してもタイムロスになるので、踏んでいった結果、縁石に全部乗るような形になってしまいました。そこまで行くとむしろタイムロスなんじゃないかというところまで行ってしまいましたが、そこはしょうがないですね」

 ちなみに、Jujuがこの4輪脱輪でタイムを稼いでいたかどうかも気になるところだが、セクタータイムや関係者の見立てなどを総合するに、少なくとも大幅なタイムゲインでないことは確かだと思われる。最終コーナーでマシンをコース内にとどめてさえいれば、“幻のタイム”と同水準のタイムを出せたと見る向きもあり、Juju自身も十分な手応えを感じている。

写真: Masahide Kamio

「予選に関しては、あと一歩のところまで来れたかなと思います。今までは『Q2にどうやって行こう』というところでしたが、『Q2が見えてきたな』という感触があるので、予選に関してはすごくポジティブです」

「チームのみんながクルマ作りを頑張ってくれて、自分もクルマの最大限の能力を引き出せました。1周でまとめないといけない難しいSFで、自分もビッグパワーのマシンから最大限のパフォーマンスを引き出すことができるようになったのかなと思います」

 レース用セットアップについては、満足のいくペースを発揮できなかったと語るJujuだが、それでもセーフティカーが出ずに終始アンダーグリーンだった今回のレースにおいて、前を行くライバルに離されずに食らいついた結果20位でフィニッシュ。翌日にも第7戦が控えるが、第6戦を超えるパフォーマンスを見せられるか。

 

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