SF富士テスト総合15番手の岩佐歩夢、マシンの不審な挙動に“疑問点”を残す「何か悪さをしているものがありそう」
岩佐歩夢はスーパーフォーミュラ公式テスト初日に、挙動に違和感を覚える場面があり、2日目には改善したものの原因が分かっていないという。
Ayumu Iwasa, TEAM MUGEN AUTOBACS
写真:: JRP
スーパーフォーミュラのディフェンディングチャンピオンである岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)は、富士スピードウェイで行なわれたインシーズンテストを総合15番手で終えた。2日間のテストでは、挙動の違和感やグリップ不足に悩まされたという。
昨年はシーズンを通して非常に高いパフォーマンスを見せ続け、シリーズタイトルを手にした岩佐。今シーズンもここまで5回行なわれた予選で全てトップ3に入り、内ポールポジションを3回記録するという堂々たる成績を残しているが、決勝ではあと一歩噛み合わずに未勝利に終わっており、ポイントランキングでは太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と14.5ポイント差の2番手につけている。
ポイントリーダーの太田は今回の富士テストでも好調で、4回行なわれたセッションの全てで4番手以上に入った。2日目午後の予選想定アタックでは2日間総合の最速タイムを叩き出しており、死角はないように見える。太田本人もテストを終えて、「4セッションとも上位で終われているので、間違いなく良い。(7月の富士ラウンドは)コンディションに対して合わせられるかが重要になるが、去年優勝した時のデータも使えるのであまり心配していない」とコメントしている。
一方の岩佐は、初日午前のセッション1で5番手に入るも、それ以降は19番手、24番手、15番手と、タイムシート上は目立たない存在であった。言うまでもなく、これが純粋なパフォーマンスレベルを反映しているわけではない。例えば2日目午前のセッション3で最下位に終わったのも、開始早々からロングランに専念し、一発のタイムを出しに行っていないからである。
ただその一方で、岩佐自身としてもテストでのフィーリングは芳しくなかったという。約2週間後に控える富士でのレースウィークに向けて、それほど悲観的になっているような様子は見受けられなかったが、不可解な挙動を見せる場面があったことから疑問符は残ったようだ。
Ayumu Iwasa, TEAM MUGEN AUTOBACS
写真: JRP
ユーズドタイヤで行なった初日午後のアタックを終えて、岩佐はこう語っていた。
「クルマ的には良くなかったですね。挙動として違和感があるのと、データ的にも良くない動きをしています。何が問題かは分かりませんが、そこを改善しなければいけないというところです」
2日目のラストアタックではニュータイヤを履いてタイムを更新するも、15番手に終わった岩佐。初日の違和感はかなり解消されたとしつつも、全体的なグリップ不足を感じていたと語った。
「(初日の問題は)だいぶ解消されましたが、根本的に何が原因だったかまでは分かっていないので、データの分析と詳細な原因究明が必要なんじゃないかと思います」
「ただ、マシンの中でまだ何かしら悪さをしているものがありそうな感覚です。じゃあマシンとして何か異常があるのかと言われるとそうではなく、色々なものが重なって昨日の状況になっていたんじゃないかと感じています」
「(ニュータイヤでのパフォーマンスは)良くはないですね。全体的なグリップも薄いです。ロングランも悪くなかったと思いますが、ショートランと一緒で、単純にグリップが薄くて4輪がずっとスライドしているような感じでした」
また岩佐はこの問題について、セットアップの方向性を見誤っているということではないだろうと考えている。
「セットアップとしては、去年の2回目の富士大会ではかなりの好フィーリングで、ポールを狙えるくらいのパフォーマンスがありました。自分たちが持っているものの中から良いものをしっかり組み合わせていけば戦えるはずですが、テストで全くそういうレベルにないことは色々クエスチョンマークですね」
「単純にセットアップが合わせきれていないとか、そういう問題ではないと思います。そこをしっかり改善できれば普通に戦えると思いますが、簡単じゃないですね。ただチームのエンジニアたちが原因を見つけてくれると思うので、僕は次に向けてしっかり準備をしていくだけです」
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