レースレポート
スーパーフォーミュラ 第1戦・第2戦もてぎ
一瞬の隙をついたSCリスタート。太田格之進がわずかなチャンスをモノにし開幕ウイナーに。岩佐歩夢敗れ2位|スーパーフォーミュラ第1戦
スーパーフォーミュラ第1戦の決勝レースは太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が制した。
戎井健一郎
公開日時: 2026/04/04 9:20
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Kakunoshin Ohta, Dandelion Racing
写真:: Masahide Kamio
4月4日(土)、モビリティリゾートもてぎでスーパーフォーミュラ第1戦の決勝レースが行なわれた。優勝したのは太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だった。
スーパーフォーミュラの2026年シーズンがついに幕を開けた。モビリティリゾートもてぎの路面張り替えは大きな影響を与えており、予選ではユーズドタイヤでアタックするドライバーも現れるなど、アタックに向けたウォームアップなどの準備には手を焼いていた。
予選後に雨が降り始めたことにより、路面はフルウエット。さらにグリッド試走が行なわれる頃には雨足が強くなってしまった。再舗装でスムーズになった路面の上には水が残りやすいため、特にレコードラインを外すとハイドロプレーニングのリスクもあると言える。
ポールポジションからスタートするのは、シリーズ連覇を狙う岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)。フロントロウ2番手には、太田が並んだ。3番手の佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)に続き、トヨタ勢最上位の4番手タイムを出していた福住仁嶺(NTT docomo business ROOKIE)は車両重量違反により予選失格に。代わってルーキーの野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)が繰り上がりで2列目のグリッドを手にした。
37周の決勝レースは14時45分にセーフティカー先導の下でスタート。これと同時に雨はまた一段と強くなり、ポールシッターの岩佐はスロー走行ながらも足をすくわれそうだと無線で訴えるほど。3番グリッドの佐藤も「船に乗っているよう」と表現していた。20番グリッドのJuju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)もV字コーナーで立ち上がりでコースオフを喫してしまった。
3周目に赤旗が出され、グリッドにマシンを停めたドライバーたちは一度ピットに戻って小休止となった。
しばらく強く降っていた雨も、中断から40〜50分ほど経ったところでようやく弱まり、15時55分からレースが再開されることがアナウンスされた。今回のレースで中断も含む最大レース時間は2時間(つまり16時45分まで)であり、最大でも残り50分のレースとなった。
再びセーフティカー先導の下、各車が動き始めた。ただ、雨量の増減は不安定であり、なおかつ視界が悪くなったと報告するドライバーも徐々に増えていった。またその間、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)や阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)がエンジンの不調を訴えるシーンもあった。
セーフティカーランは30分ほど続き、14周目(残り20分)というところで各陣営は、レースコントロールから「何もなければ次の周から再開」と通知されたとドライバーに報告。結局当該の周回でセーフティカーのライトは消灯されなかったが、その翌周ついにライトが消えた。周回数にして16周目、残り16分でついにレーシングスピードでのレースが始まった。
しかし、集団の中でアクシデントが発生。5コーナーで笹原右京(REALIZE KONDO RACING)と小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)が接触し、小林はマシンを降りてしまった。これでセーフティカーが出されたが、バックストレートで減速した集団を視認できていなかったルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)が高速で突っ込んでしまい、ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)はリタイア。一方でブラウニングは大きなダメージがなかったようで、走行を継続できた。
20周目(残り6分)でレースは再開されたが、ホームストレートへの立ち上がりで太田が好加速を決め、岩佐をロックオン。1コーナーへの飛び込みで並びかけると、オーバーテイクを決めてみせた。
各車が難しい路面コンディションに苦戦する中でJuju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)が5コーナーでコースオフしスタック。これでまたしてもセーフティカーが出され、残り時間はそのままセーフティカーランで消化され、23周でチェッカーが出された。
これにより、文字通り一瞬の隙を突いてみせた太田が開幕戦で勝利を飾った。岩佐は悔しい2位で、3位は佐藤だった。
なお、今回のレースは当初の予定周回数の75%を消化できなかったため、各車ハーフポイントが付与されることとなった。
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 太田格之進、岩佐歩夢を破り優勝! 雨による中断でハーフポイントに|スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ:決勝速報
次の記事 SC発令時にあわや大惨事のアクシデント……ブラウニングは無線の不調でスロー車両に気付かず「クルマが突然見えた」
More from
戎井健一郎

グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ 1 日前
グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう

次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」
WEC
WEC
Fuji
2 日前
次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」

DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ
スーパーGT
スーパーGT
第6戦:SUGO
8 日前
DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ
最新ニュース

フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
3 時間前
フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?

FIAとACO、2037年末までの長期契約を締結。”WEC分裂”の憶測を払拭。FIA会長「世紀の大契約だ!」
WEC
WEC WEC
Fuji
4 時間前
FIAとACO、2037年末までの長期契約を締結。”WEC分裂”の憶測を払拭。FIA会長「世紀の大契約だ!」

ホンダ、2回目のADUOアップデートはターボ。すでにスペインGPで投入済み……HRC渡辺康治社長が明かす
F1
F1 F1
バーレーンGP
5 時間前
ホンダ、2回目のADUOアップデートはターボ。すでにスペインGPで投入済み……HRC渡辺康治社長が明かす

日本GPに向けてボルテージアップ! MotoGP Fan Fest Tokyo大盛り上がり。小椋「頑張って走ります!」
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
5 時間前
日本GPに向けてボルテージアップ! MotoGP Fan Fest Tokyo大盛り上がり。小椋「頑張って走ります!」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録