予選レポート
スーパーフォーミュラ 第9戦・第10戦富士
フラガの勢いが止まらない! 2戦連続ポール獲得。王座かかる太田はハプニング発生で4番手|スーパーフォーミュラ第10戦予選レポート
スーパーフォーミュラ第10戦富士の予選は、イゴール・オオムラ・フラガが2戦連続ポールポジションを獲得した。
戎井健一郎
公開日時: 2026/10/11 3:07
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Igor Fraga, PONOS NAKAJIMA RACING
写真:: Masahide Kamio
10月11日(日)、富士スピードウェイでスーパーフォーミュラ第10戦の予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのはイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)だった。
前日の第9戦では、フラガが今季2勝目を飾ってランキング2番手に浮上。しかしポイントリーダーの太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)も2位に入って点差を48としており、第10戦終了時にこの2番手以下との差を1点でも広げれば、鈴鹿での最終ラウンドを待たずしてチャンピオンを決められる状況だ。
予選は10時よりQ1のA組からスタート。今回もまずはユーズドタイヤで1周してブレーキを温めた上でピットに戻り(いわゆる“アウトイン”)、ニュータイヤに履き替えてアタックに向かうドライバーがほとんどだった。
アウトラップの後、2周から3周のウォームアップを挟んでアタックへ。まず牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が記録したターゲットタイムは1分22秒873と、前日の第9戦の予選ではQ1下位に沈むようなタイムであったが、各車なかなか牧野のタイムを上回れなかった。
前日から路面温度はほとんど変わっていないことを考えると、原因は直前に走行したカテゴリーの違いという可能性もある。土曜はKYOJO ×ブリヂストンタイヤ、日曜はフォーミュラ・リージョナル×ダンロップタイヤというパッケージが走行したが、これらのマシンが路面に残したラバーと、スーパーフォーミュラ×ヨコハマタイヤの相性がグリップに影響することもある。
その後は牧野のタイムを上回った大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)がA組トップ通過。フラガも2番手で順当にQ1を突破した。以下、牧野、野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)、野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)、松下信治(DELiGHTWORKS RACING)がQ2に進んだ。ランキング4番手でタイトルの可能性をわずかながら残している福住仁嶺(NTT docomo business ROOKIE)は9番手でまさかの敗退。今季初めてQ1ノックアウトを喫した。
Q1のB組では、ウォームアップ3周、もしくはウォームアップ2周から2周連続アタックラップという流れで各車タイムを出していった。岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)と太田が順当に上位につける中、坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)がそれを塗り替えてトップ通過を果たした。坪井、太田、ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)、岩佐、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)、小出峻(ThreeBond Racing)までがQ2に進んだ。
なお前日のデビュー戦でQ2進出を果たした卜部和久(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)は、カットラインに0.033秒届かず8番手で2戦連続のQ2とはならなかった。
Q2では野尻やNAKAJIMA RACING勢など5台がアウトインを行なわず、アタックまでの手順は分かれた。その中でアウトインを行なった太田は左フロントタイヤの交換でチームが何度も交換をためらうシーンがあるなど混乱があった。遅れてコースインした太田は、本来理想としていた位置取りができるように集団を追い抜きながらタイヤを温めていった。
太田はセクター3で全体ベストをマークして1分22秒542でトップに立った。しかしそれを塗り替えたのがフラガ。1分22秒266というタイムで、2戦連続のポールポジションを獲得した。太田は岩佐、オサリバンにも上回られて4番手に終わった。
太田は混乱が生じたチームのオペレーションに不満を隠しておらず、マシンを降りるや否やチームメイトの牧野のエンジニアである杉崎公俊エンジニアに詰め寄るシーンがあった。
フラガがポールポジションの3点を得たことで、太田とフラガのポイント差は45点に縮まった。太田がここ富士でタイトルを決めるには、決勝を終えた時点でランキング2番手との差を48点よりも広げる必要がある。
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