レースレポート

スーパーフォーミュラ 第1戦・第2戦もてぎ

太田格之進、ギヤトラブル発生も薄氷踏む開幕2連勝。ROOKIE初表彰台、ブラウニングは驚異のジャンプアップ|スーパーフォーミュラ第2戦

スーパーフォーミュラ第2戦の決勝レースでは、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が優勝した。

戎井健一郎

公開日時: 2026/04/05 8:41

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Kakunoshin Ohta, DOCOMO TEAM DANDELION RACING

Kakunoshin Ohta, DOCOMO TEAM DANDELION RACING

写真:: Masahide Kamio

 4月5日(日)、モビリティリゾートもてぎでスーパーフォーミュラ第2戦の決勝レース(37周)が行なわれた。優勝したのは太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だった。

 土日2レース制で開催されているスーパーフォーミュラ開幕ラウンド。前日の第1戦は悪天候の影響でほとんどがセーフティカーランとなり、37周予定のところ23周で終了した。優勝したのは、セーフティカーリスタートの際に岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)をオーバーテイクした太田で、通常の半分である10ポイントを手にした。

 その太田は第2戦の予選でも速さを見せ、ポールポジションを獲得。2番手は大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)で、TEAM MUGEN AUTOBACSの岩佐歩夢と野尻智紀がグリッド2列目に並んだ。

 フォーメーションラップでは、9番グリッドにいた野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)がグリッドから動けず。ルーキー最上位につけていたが、無念の最後尾スタートとなった。

 スタートでは大湯の蹴り出しが良く、イン側から太田にプレッシャーをかける。太田は1コーナーをトップで抜けたものの2コーナーに向けてややアウトに膨らんでしまい、大湯がトップに立ちレースリーダーとなった。

 そんな中、S字では中団でアクシデント発生。野尻とイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)が接触し、野尻のマシンはコース上で横を向いて止まってしまった。危険なシチュエーションであったが、後続は立ち往生しているマシンをなんとか交わしていった。野尻は自力でレースに復帰し、ウイングとタイヤを交換した。

 3周目には小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)が最終コーナーでスピンアウトしグラベルにハマって動けなくなったことでセーフティカー出動。この時点での上位のオーダーは大湯、太田、阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)という順序で、セルモ・インギングの1-3となった。岩佐は4番手だ。

 7周目にリスタートが切られると、太田は大湯を激しく攻め立てた。しかし大湯はトップを守り切り、一方の太田はこの間に合計200秒使用可能なオーバーテイクシステム(OTS)をかなり消費してしまった。これで大湯はひとまず楽になったと言えたが、ピットウインドウがオープンした10周目に早速ピットに向かい、タイヤ交換を行なった。無線のやり取りを見るに、当初のプラン通りのようだ。

 前が開けてクリーンエアとなった太田は、1分32秒台後半のペースで安定して周回を重ねた。一方、大湯は早々に隊列の後方にいるJuju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)に追い付いてしまい、半周ほどJujuのペースに付き合うことになった上、その後のペースも概ね1分33秒台前半であり、太田に有利な展開であった。

 その太田は20周でピットイン。大湯の前、事実上のトップでコースに復帰した。大湯もOTSを駆使してタイヤが暖まる前の太田の1秒後方まで近付くことができたが、オーバーテイクを仕掛けるには至らなかった。その後の太田は1分31秒台までペースを上げ、大湯を突き離していった。

 ステイアウト組のトップに立っていた阪口は25周でピットイン。ペースが良かったこともあり、太田と大湯の間でコース復帰することができた。事実上の2番手だ。一方大湯のペースは厳しく、ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)が背後にピッタリとつけ、プレッシャーを受ける格好となった。

 レース終盤まで長らくステイアウトすることを選んだのは、7番手スタートの福住仁嶺(NTT docomo business ROOKIE)。福住は30周目にピットインすると、少し作業に手間取ったものの、太田、阪口に続く事実上の3番手でピットアウト。その後ろでは大湯が蓋をしているオサリバン、岩佐らの集団が縦に長く続いた。

 大湯がトレインを形成した恩恵を大いに活かしたのが、21番グリッドスタートだったルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)。彼は最終ラップまでステイアウトしつつ、好ペースで周回すると、大湯の前でピットアウト。なんと4番手までジャンプアップした形だ。

 トップの太田は終盤クルージングをしているかに見えていたが、ファイナルラップでは阪口が一気に差を縮めた。

 それでも太田は、後続に0.958秒差でトップチェッカー。太田のマシンにはギヤトラブルが発生していたようで、まさに薄氷を踏む2連勝となった。

 2位は阪口で、実に5年ぶりの表彰台。3位の福住は、ROOKIE Racingに初の表彰台をもたらした。

レース2

全スタッツ

 

順位 ドライバー #   Laps タイム 前車との差 平均速度 ピット ポイント リタイア原因 1 Japan 太田 格之進 Dandelion Racing 6   37

1:00'49.123

    1 20   2 Japan 阪口 晴南  Sanki Vertex Partners Cerumo・Inging 38   37

+0.958

1:00'50.081

0.958   1 15   3 Japan 福住 仁嶺 NTT Docomo Business Rookie 14   37

+13.210

1:01'02.333

12.252   1 11   フルリザルトを見る

 

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