スーパーフォーミュラ 第4戦・第5戦鈴鹿

マジか! ホンダのホープが本人も驚きの予選3番手。SFデビュー4戦目のB-Max野村勇斗、ロングランも好感触「優勝狙うチャンスもある」

スーパーフォーミュラ第4戦鈴鹿で予選3番手に食い込んだ野村勇斗は、トラブルに見舞われた第3戦オートポリスの予選から、上位グリッドを狙える手応えがあったと語る。

戎井健一郎

公開日時: 2026/05/23 3:30

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Yuto Nomura, San-Ei Gen with B-Max

写真:: Masahide Kamio

 スーパーフォーミュラ第4戦鈴鹿の予選では、TEAM MUGENの岩佐歩夢と野尻智紀がフロントロウを独占した。特に予選で圧倒的なパフォーマンスを見せる彼らにとっては定位置とも言えるが、それに続く3番手にルーキーの野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)が食い込んできたことはサプライズであった。

 とはいえホンダのホープである野村は、開幕から印象的な速さを見せてきた。第1戦もてぎの予選では5番手タイムをマークすると、福住仁嶺(NTT docomo business ROOKIE)の失格に伴い2列目4番グリッドを手にした。

 第3戦オートポリスではQ1敗退で下位に沈んだが、これは燃圧トラブルが出てしまったことによるもの。第2ヘアピンの立ち上がりで大きくタイムを失っており、それがなければQ3に進出できるポテンシャルもあったと本人は悔しがっていた。

 予選後、3番手に入ったことを無線でチームから聞かされ「マジか!」と声を弾ませた野村。Q1ではあわやノックアウトという状況から盛り返せたことに驚いていたようだが、前述の通り開幕から上位を狙える手応えを持っていたため、浮き足立ってはいない。

「開幕戦からクルマの調子がよくて、オートポリスではそれくらい(上位グリッド)を狙える雰囲気がありましたが、予選でトラブルがありました。今回の鈴鹿にチームがかける思いが熱かったので、それになんとか応えられてよかったです」

 そう語る野村。Q1ではA組の7番手タイムでノックアウトされたかに思われたが、坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)のタイム抹消に助けられて辛くもQ2に進むことができた。これについては、前日のフリー走行から風向きなどのコンディションが変わったことにアジャストしきれていなかったことが原因のようだ。

「昨日の調子がすごく良く、今日は風向きが変わることが予報から分かっていたので、それに向けてアジャストしていったつもりでした。ただ、ちょっと想定とは違うバランスになってしまいました」

「ギリギリQ1を通過できましたが、昨日のフィーリングが失われつつあったので、Q2に向けてはどうしようかと思っていました。チームの皆さんと相談しつつ、今あるデータでなんとか持ち返すことができました。まさか3番手までいけるとは思っていませんでしたが、本当に嬉しいです」

 窮地を乗り切ったことで、またひとつ自信を深めた野村。フリー走行でのロングランも感触もいいようで、決勝に向けては気負わずいきたいとしつつも、優勝も狙えるかもしれない語った。

「あまり気負わずにいきたいと思っていますが、表彰台あるいは優勝を狙うチャンスもあると思うので、プッシュしていきたいです」

 

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