レースレポート
スーパーフォーミュラ 第6戦・第7戦・第3戦富士
13番グリッドもなんのその! 太田格之進が見事なレース運びで今季3勝目|スーパーフォーミュラ第6戦富士
スーパーフォーミュラ第6戦の決勝レースは、太田格之進が13番グリッドから優勝を飾った。
戎井健一郎
公開日時: 2026/07/18 11:04
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Kakunoshin Ohta, DOCOMO TEAM DANDELION RACING
写真:: Masahide Kamio
7月18日(土)、富士スピードウェイでスーパーフォーミュラ第6戦の決勝レース(41周)が行なわれた。優勝を飾ったのは、13番グリッドスタートの太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だった。
今シーズンの“瑶子女王杯”として位置付けられる今大会。週末には3レースが行なわれるが、その1戦目としてまず第6戦が行なわれた。
午前中に行なわれた予選はウエット路面で波乱の展開となり、ポイントリーダーの太田ら上位陣が軒並み下位に。ポールポジションはザック・オサリバン(TEAM IMPUL)が獲得し、大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)、小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)が続く新鮮なグリッドとなった。
曇り空で雨も心配される中、決勝レースがスタート。オサリバンは大湯を抑えてトップでオープニングラップを終え、そこからじわじわリードを広げにかかった。3番手はブラウニングだったが、7周目のホームストレートで牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がオーバーテイク。牧野は8番手スタートから表彰台圏内まで上がってきた。チームメイトの太田も早々にポイント圏内に入り、ひとつ、またひとつとポジションを上げていた。
そして懸念されていた雨がポツポツと降り始め、8周目にはウエットタイヤへの交換が許可される『ウエット宣言』が出された。ほどなくして11周目にピットウインドウがオープンとなるもピットインしたのは数台のみ。そしていずれもウエットタイヤではなく、ドライタイヤに交換した。
オサリバンは計200秒使えるオーバーテイクシステム(OTS)を1秒も使うことなく、20周目には大湯に対して4秒以上のマージンを築いた。大湯の後ろには牧野、そして太田のダンディライアン勢が迫っていたが、太田は追い上げの道中でOTSをかなり消費している点で不利と言えた。
20周目には牧野が大湯をオーバーテイクして2番手に浮上した。一方の太田はピットインしてタイヤを交換。ここからクリーンエアでプッシュし、上位の3人をアンダーカットする狙いだ。
22周に大湯がピットに入ると、続く23周にトップのオサリバンもピットインした。事実上のトップで復帰したオサリバンがアウトラップで冷えたタイヤを必死に温める中、太田が背後に接近。そして太田は25周目のホームストレートでオーバーテイクに成功し、事実上のレースリーダーとなった。
29周目には、ステイアウトを続けていた牧野がピットインしたが、太田、オサリバンの10秒ほど後ろでのコース復帰であり、ライバルよりフレッシュなタイヤを履いているという強みを活かしてハードにプッシュする必要があった。
OTSを使い切っている太田に対し、OTSを潤沢に使えるオサリバンは太田を射程圏に捉えながら走行を続けたが、地力の差か、2台の差は少しずつ広がっていった。
太田はそのまま逃げ切り、トップチェッカー。13番手スタートというハンデをものともしない力強い走りで、今季3勝目を飾ると共に、ポイントランキングでのリードもさらに広げる形となった。
2位オサリバンは優勝逃すも、自身初、IMPULにとっても3年ぶりとなる2位表彰台を手にした。3位は牧野で、彼は戦略判断に関するチームとのやり取りで非常に強いフラストレーションを感じており、パルクフェルメでのインタビューでもほとんど言葉を発さないほど感情をあらわにしていた。
ランキング2番手の岩佐は22番手から追い上げ10位に入るも、太田とは19ポイント差を広げられる形に。累計ポイントは太田73、岩佐38.5となり、ダブルスコア近い差がついてしまった。
19日(日)には、中止となった第3戦オートポリスの代替レースが午前中に行なわれ、午後に第7戦の決勝レースが行なわれる。
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 太田格之進、13番手スタートから今季3勝目! PPオサリバン及ばず2位|スーパーフォーミュラ第6戦富士:決勝速報
次の記事 「信じられない。受け入れられない」無線で激昂、3位表彰台も憮然の牧野任祐。レース中何が起こっていたのか
More from
戎井健一郎

SFライツ参戦終了のトムス、次なる野望にFIA F3、FIA F2を挙げる「ワールドスタンダードなレース活動をしたい」
SFライツ
SFライツ 2 日前
SFライツ参戦終了のトムス、次なる野望にFIA F3、FIA F2を挙げる「ワールドスタンダードなレース活動をしたい」

スーパーフォーミュラの“秘密の花園”、パートナーラウンジに潜入! そこにあるのは優雅な観戦体験だけじゃない……ビジネスチャンスも満載
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ 3 日前
スーパーフォーミュラの“秘密の花園”、パートナーラウンジに潜入! そこにあるのは優雅な観戦体験だけじゃない……ビジネスチャンスも満載

中村紀庵ベルタがFIA F3ポストシーズンテストで初日トップタイム記録。中村仁はプレマから参加……日本勢は計4人
FIA F3
FIA F3 3 日前
中村紀庵ベルタがFIA F3ポストシーズンテストで初日トップタイム記録。中村仁はプレマから参加……日本勢は計4人
最新ニュース

「彼の方が速かったけど、無理をしすぎていた様子だった」”老獪”マルケスがマルティンに仕掛けたリスク満載のバトル
MotoGP
MGP MotoGP
オーストラリアGP
42 分前
「彼の方が速かったけど、無理をしすぎていた様子だった」”老獪”マルケスがマルティンに仕掛けたリスク満載のバトル

F1分析|実はデグラデーションはそれほど大きくない? 次第に安定……1ストップ戦略が主流に
F1
F1 F1
アメリカGP
58 分前
F1分析|実はデグラデーションはそれほど大きくない? 次第に安定……1ストップ戦略が主流に

レッドブル製PU、参戦1年目で勝利を掴む。元代表ホーナーは株主から感謝の電話があったと明かす「心から誇りに思っている」
F1
F1 F1
アメリカGP
1 時間前
レッドブル製PU、参戦1年目で勝利を掴む。元代表ホーナーは株主から感謝の電話があったと明かす「心から誇りに思っている」

「速さはあったけど、リスクがデカすぎた」アレックス・マルケス、兄マルクを抜かずに2位に甘んじたワケ
MotoGP
MGP MotoGP
オーストラリアGP
2 時間前
「速さはあったけど、リスクがデカすぎた」アレックス・マルケス、兄マルクを抜かずに2位に甘んじたワケ
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録