レースレポート

スーパーフォーミュラ 第6戦・第7戦・第3戦富士

今季は“太田格之進の年”となるのか? 4勝目でランキング首位独走、初王座に死角なし……“瑶子女王杯”を賜る|スーパーフォーミュラ第7戦

スーパーフォーミュラ第7戦の決勝レースは、太田格之進が優勝。今季4勝目を挙げ、タイトル争いのリードを広げた。

戎井健一郎

編集: 2026/07/19 11:02

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Kakunoshin Ohta, DOCOMO TEAM DANDELION RACING

Kakunoshin Ohta, DOCOMO TEAM DANDELION RACING

写真:: Masahide Kamio

 7月19日(日)、富士スピードウェイでスーパーフォーミュラ第7戦の決勝レース(41周)が行なわれた。優勝したのは太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だった。

 1大会3戦という怒涛のレースウィークを締めくくる第7戦。このレースの結果次第で、“瑶子女王杯”を手にするドライバーが決まる。

 予選ポールポジションは野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)、2番手には牧野任祐、太田のDOCOMO TEAM DANDELION RACING勢が続いた。

 レースはフォーメーションラップが行なわれて各車がグリッドに戻り、スタートが切られるかと思われたが、赤旗が出されてしまった。

 原因となってしまったのは、11番グリッドの佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)。発進時から車両に違和感があり、佐藤としてはタイヤかドライブシャフトに問題があると感じ、なんとかピットまで戻ってきたものの、実際には発進時に何かが破損したことでギヤボックスにクラックが入ってしまっており、1周にわたってオイルを撒いてしまっていた。

 このオイルを処理するため、しばしのスタートディレイ。各車はグリッドからピットレーンのファストレーン上に戻された。そして定刻から45分遅れの16時20分、セーフティカースタートでレースが開始された。

 セーフティカーランは5周続き、6周目から各車レーシングスピードに。野尻が首位を守る中、1コーナーの飛び込みで野尻に並びかけようとした牧野は、逆にイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)に先行を許して3番手に落ちた。

 そしてここから、絶好調のポイントリーダー太田が躍動。牧野、フラガを交わして2番手に上がると、10周目には野尻もパスして難なくレースリーダーに躍り出た。

 ペースが厳しいと訴える野尻はウインドウオープンとなった11周目にピットインする一方、太田、フラガ、牧野という上位陣はレース中盤以降にピットストップを引っ張る作戦に出た。牧野も早めのピットストップを検討していたようだが、レース後半のペースが厳しくなることを懸念してステイアウトを選んだ。

 フラガが25周でピットインすると、それにリアクションする形で太田が26周、牧野が27周でピットインするという連鎖反応が起こった。長くレースリーダーの座を守っていた太田だが、ミニマム周回でピットインした野尻、そして6番手スタートからアンダーカットで順位を上げていた岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)の後ろに回ることになった。

 野尻、岩佐、太田、フラガの4台は非常に接近した位置で走行していたが、太田は29周目のヘアピンで岩佐をオーバーテイクすると、ホームストレートで野尻も追い抜き、レースリーダーの座を取り戻した。そして太田と同じくフレッシュタイヤを履くフラガと牧野も、MUGENの2台を交わして2番手、3番手に上がってきた。

 太田は最後までフラガに付け入る隙を与えず、トップでチェッカーを受けた。これで今季4勝目、チャンピオン争いでも独走状態に持ち込んでいる。

 牧野はフラガを猛追するも届かず3位。4位は坪井で、5位は野尻とのチームメイトバトルを制した岩佐が入った。

 

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