レースレポート

スーパーフォーミュラ 第8戦:SUGO

セーフティカーが上位陣の命運分ける。福住仁嶺が今季2勝目|スーパーフォーミュラ第8戦

スーパーフォーミュラ第8戦SUGOでは、福住仁嶺が今季2勝目を飾った。

戎井健一郎

公開日時: 2026/08/09 10:12

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Nirei Fukuzumi, NTT docomo business ROOKIE

Nirei Fukuzumi, NTT docomo business ROOKIE

写真:: Masahide Kamio

 8月9日(日)、スポーツランドSUGOでスーパーフォーミュラ第8戦の決勝レース(51周)が行なわれた。優勝を飾ったのは福住仁嶺(NTT docomo business ROOKIE)だった。

 シーズン後半戦に差し掛かった2026年のスーパーフォーミュラ。ここまで太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が7戦4勝と独走し、今回のレースでも2番グリッドを確保。ランキング2番手の岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)との点差を52.5点まで広げた。一方の岩佐は予選9番手に沈んだ。

 ポールポジションは今季初優勝を狙う野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)。決勝レースは気温26℃、路面温度35℃と8月にしては涼しいコンディション。雨も心配される中でスタートが切られた。

 野尻は先頭を守り切って1コーナーを抜け、太田、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が予選順位通りに続き、オープニングラップを終えた。

 中団では岩佐がふたつポジションを上げて7番手浮上。その後ろではルーキー同士の争いが繰り広げられ、小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)を1コーナーで交わそうとした野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)がスピンを喫し、最後尾まで落ちてしまった。

 太田は一旦はオーバーテイクシステム(OTS)を使って野尻にプレッシャーかけるも、追い抜きはならず一時休戦。しかし太田本人としては余力を十分残している状態のようで、離されることなく追走を続けた。

 13周目を迎えてピットウインドウがオープンしたものの、上位陣では14周目に牧野が入った以外はしばらく動きがなかった。しかし19周目に太田がピットに入ると、アンダーカットを阻止するために首位野尻も20周でピットイン。野尻が前でピットアウトしたがアウトラップのSPコーナーで2台は接近し、太田は最終コーナーで並びかける動きを見せたもののオーバーテイクはならなかった。

 27周目、阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)がSPコーナーでストップ。「スロットルが閉じた」とドライバーは訴えた。そしてレインボーコーナーではロマン・スタネック(Buzz MK RACING)がスピンアウトした。なおスタネックは体調不良を押しての出走だったため、チームからも労いの無線があった。

 ここでステイアウトを続けていたトップのフラガはピットイン。そのピット作業の最中にセーフティカーが出動した。フラガは迅速なピット作業で野尻の前でコースに戻り、これでレースリーダーに躍り出た……かに思われた。

 実はフラガがピットインした際、その後方を走っていた福住と岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)はステイアウトを継続。出動したセーフティカーはピットアウトしてきたフラガとそれ以下の集団をキャッチアップする格好(厳密にはフラガの前にはTEAM GOHのチャーリー・ブルツがいた)となった。福住と岩佐は1周プッシュした上でピットに向かい、セーフティカーの隊列の前でコースに合流。彼らがトップ2に躍り出た。

 これでトップ福住、2番手岩佐、3番手フラガ、4番手野尻、5番手太田というオーダーとなり、36周からリスタートが切られた。

 リスタート後、福住は岩佐、フラガらの追走を抑えてトップチェッカー。今季2勝目をあげた。2位は岩佐で、3位はフラガ。思いもよらぬ形でポジションを落としたフラガは憮然とした表情で、4位に終わった太田もコントロールタワーに向かおうとするなど(実際には未遂に)、遺恨を残す結果となった。

 

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