スーパーフォーミュラ 第9戦・第10戦富士

「最高です!」フラガ、会心のポールトゥウインでランキング2番手浮上。初日好調のNAKAJIMA RACINGは明暗分かれる

スーパーフォーミュラ第9戦で今季2勝目を挙げたイゴール・オオムラ・フラガ。フルレースディスタンスでは初めての勝利をポールトゥウインで飾り、これ以上ないほどの喜びを示した。

戎井健一郎

公開日時: 2026/10/10 12:30

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Igor Fraga, PONOS NAKAJIMA RACING

Igor Fraga, PONOS NAKAJIMA RACING

写真:: Masahide Kamio

 富士スピードウェイで行なわれたスーパーフォーミュラ第9戦を制したのは、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)だった。自身初のポールトゥウイン。まさに完璧なレースであった。

 予選でポールポジションを獲得したフラガは、好スタートを決めて逃げのレースを展開すると、途中太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)に迫られる場面がありながらも見事抑え込み、トップでチェッカーを受けた。

 フラガにとってこれはスーパーフォーミュラ通算3勝目だが、過去2勝は振替で行なわれたスプリントレースであった。今回は待望のフルレースディスタンスでの初勝利。そしてセーフティカーのタイミングに恵まれず3位に終わった前戦SUGOのリベンジを果たす1勝ともなった。

 会心の勝利に、フラガも「最高です」と清々しい表情で語った。

「本当に最高な1日を過ごすことができました」

「チームのみんなも素晴らしい仕事をしてくれて、予選ではパフォーマンスが高いクルマを、レースでは戦闘力の高いクルマを用意してくれて、ピット作業もうまくこなしてくれました。本当に感謝しかないですし、非常に嬉しいです。最高です」

「今まで僕が勝てたのは午前中のスプリントレースだけでしたが、フルレースでもちゃんと優勝したかったです。それにポールポジションもなかったので、それを両方達成させることができたのは、自信にも繋がります。最高でした」

 これでフラガは4戦連続となる表彰台を獲得し、ランキング2番手に浮上した。48点をリードする太田を逆転してチャンピオンに輝く可能性は低いと言わざるを得ないが、「ランキング2位は確実に狙っていきたい」と意気込んだ。

 一方でチームメイトの佐藤蓮は対照的な結果に終わった。金曜日のフリー走行ではトップタイムをマークし、フラガと共にNAKAJIMA RACINGのワンツーを築いたにもかかわらずだ。

Ren Sato, PONOS NAKAJIMA RACING

Ren Sato, PONOS NAKAJIMA RACING

写真: Masahide Kamio

 佐藤は予選Q1のB組で7番手に終わり、Q2進出ならず14番グリッドに沈んだ。前日よりも高い路面温度を鑑みて、ややペースを落とし気味でウォームアップをしてアタックに臨んだというが、逆にタイヤが温まりきっていなかったようで、十分なグリップを得られずヘアピンなどではリヤがスナップしてしまった。

 決勝ではレース後半までピットインを引っ張る戦略を採るも、前に大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)が立ちはだかった上、その大湯をなかなか攻略できなかった。ストレートスピードが伸びず、シフトアップが弾かれてしまうトラブルもあったというが、「やっぱりフリーエアで走れていないというのが一番大きな要因だと思います」と述べた。

 結果的に佐藤は11番手でフィニッシュ。7番手フィニッシュの松下信治(DELiGHTWORKS RACING)がガス欠によりパルクフェルメに戻れずペナルティを受けたことで10位に繰り上がり1ポイントを手にしたが、チームメイトがポールトゥウインを飾ったことを考えると、慰めにもならないだろう。

 ただ佐藤は、フラガの活躍如何にかかわらず、自分のやることは変わらないと語った。

「昨日(フリー走行)のように自分たちが持っているポテンシャルをしっかり出し切れば、トップを争える位置にはいると思うので、ドライビングもセットアップも合わせ込んで、予選頑張りたいです」

 

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