まさかの“同タイム”でQ2敗退の石浦宏明「明日は最低1点でも持ち帰る」

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まさかの“同タイム”でQ2敗退の石浦宏明「明日は最低1点でも持ち帰る」
執筆: 吉田知弘
2018/05/12 11:33

2018スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス。昨年王者の石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)はまさかの同タイムでQ2敗退となってしまった。

 オートポリスで行われている2018スーパーフォーミュラ第2戦。その公式予選Q2で8番手の野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と9番手の石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)が同タイムとなり、規定により石浦がQ2敗退を余儀なくされた。

 7分間で行われたQ2は、各車ソフトタイヤを使用。計測1周目ないし2周目でアタックをするドライバーがほとんどで、野尻を含めた大半のマシンは残り5分のところでコースインした。一方、石浦をはじめ山本尚貴(TEAM MUGEN)、ニック・キャシディ(KONDO RACING)は計測1周目にかけ残り3分30秒を切ったタイミングでコースイン。これで明暗が別れることになってしまった。

 Q2が終了すると、野尻と石浦は同タイムの1分26秒476。規定では先に計測を終えているドライバーの順位が優先されるため、野尻が8番手、石浦が9番手となった。

 過去に同タイムでポールポジションが決まった例は何度かあったが、同タイムでQ2敗退が決まるのは初めてのこと。改めて0.001秒単位で順位が決まるほど拮抗した戦いとなっているスーパーフォーミュラの現状を痛感する予選Q2となった。

 まさかの結果となった石浦。「バックストレートでもう少し頭を低くしておけば…(0.001秒稼げたかもしれない)」と冗談交じりにコメントしていたが、それでも順位の整理でQ2直後は混乱しており、石浦も何度か「Q3にいけるかも?」と思ったという。

「無線で『まだ分からないから』と言われて、ずっとマシンから降りずにいたら、今度は中嶋(一貴)がスピンをした件で、イエロー区間を通ったクルマの検証をしていると言われて、『これはQ3に行けるな』と思ったら、誰も通っていなくて……。2回くらい“まだいけるんじゃないか?”と思いましたけど、最終的に(Q3に)いけないとわかって、(Q2終了後)だいぶ経ってからクルマから降りました」

「0.001秒まで同タイムだった人が、明日1位からスタートすると考えると……『なんて日だ!』ってなりました」

 またQ2でのアタックを振り返った石浦は、タイヤのウォームアップを思うようにできず、セクター1のタイムも伸びなかったという。

「実際のところ1周アタック組だったので、山本選手の後ろでコースインしました。てっきり僕は全開で(タイヤを)温めるつもりだと思って、真後ろでコースインしたんですけど、温めるペースが僕と違って、思ったほど熱を入れられなくて、セクター1があまり良くなかったです」

 まさかの結果となってしまった石浦だが、昨年も予選Q1敗退から4位まで挽回するなど、何度もピンチを脱し、最終的に0.5ポイント差でチャンピオンを獲得。そういったシーズンを過ごす中で、レースでは絶対にあきらめないことが大切だということを学んだという。明日の決勝ではその気持ちに立ち返って最低でもポイント獲得をすると語った。

「昨年からそうですが、これだけ苦しいことをしているのに、1点も獲得できずに無駄な日が終わるのが嫌なんです。明日は1点でも持ち帰らないといけないと思っています」

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この記事について

シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント 第2戦オートポリス
サブイベント 予選日
ロケーション オートポリス
執筆者 吉田知弘
記事タイプ 速報ニュース