復帰2戦目でポール。平川亮「チャンスをくれた人への恩返しになった」
スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス。ポールポジションを獲得した平川亮は、チャンスをくれた人たちに恩返しができたと語った。

オートポリスで開催されている2018スーパーフォーミュラ第2戦。ポールポジションを獲得した平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は予選を振り返り、スーパーフォーミュラ復帰というチャンスをもらったことへの感謝を語った。
2012年に全日本F3チャンピオンを獲得し、スーパーフォーミュラにステップアップした平川。2013年から3シーズンに参戦したが、その後はヨーロピアン・ルマン・シリーズへの挑戦もあり、国内トップフォーミュラに参戦する機会がなかった。
今季はITOCHU ENEX TEAM IMPULに加入しスーパーフォーミュラに3年ぶりに復帰。開幕戦の鈴鹿ではチームメイトの関口雄飛との接触で悔しいリタイアに終わったが、オートポリスで行われた予選ではQ2、Q3と従来のコースレコードを上回るタイムを並べ、見事にポールポジションを獲得した。
チームを率いる星野一義監督も、予選後のパルクフェルメで平川の走りを絶賛。”大きく育てる。好きにやれ”と太鼓判を押していた。
予選後の記者会見でセッションを振り返った平川は開口一番、スーパーフォーミュラ復帰のチャンスをくれた人たちやチームに感謝を述べた。
「ここまでチャンスを下さった皆さんに、まずはここでの結果で恩返しができて非常に嬉しく思っています。チームの皆さんもすごく頑張ってくれたので、感謝しています」
今季から全戦で2スペックのスリックタイヤが導入され、タイヤをいかに使いこなすかが上位進出の鍵となっているが、平川はソフトタイヤを使ったQ2、Q3ではいずれも計測2周目でのアタックで自己ベストタイムを残している。この点については、Q2でのアタックのタイミングが影響したのだという。
「Q2はコースに出て行くタイミングが微妙で、計測1周目でいけるかなと思ってアタックしてみたら、前にクルマが見えたし、タイヤもまだタレてきていなかったのでペースを抑えて、計測2周目のアタックに切り替えました」
「Q3は計測1周目の方が良い感じはしたんですけど、やっていなかったので自信がなくて、最初から計測2周目に決め打ちで行きました」
2013年~2015年の”第1期”スーパーフォーミュラ参戦では、予選6番手が最高位だった平川。鈴鹿での接触により科されたペナルティで決勝は4番手スタートになるものの、今回目標としていたポールポジションを獲得し、決勝でもチャンスを狙っていくと意気込んだ。
「予選でこういう良い結果が出るっていうのは今までなかったので素直に嬉しいです。決勝は3グリッド降格になっちゃっているので、4番手以降のスタートになることは分かっていました。今日の目標はポールで1ポイントを獲ることだったので、それを達成できて良かったと思います」
「ロケットスタートを決めて1周目でトップに戻ることができれば最高ですけど、レースは雨の予報なのでチャンスを待って、我慢のレースをしたいと思います」
この記事について
シリーズ | スーパーフォーミュラ |
イベント | 第2戦オートポリス |
ロケーション | オートポリス |
執筆者 | 松本 和己 |