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SFデビューのカルデロン、一歩も引かないバトルで12位完走「すごく楽しかったし良い経験になった」

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SFデビューのカルデロン、一歩も引かないバトルで12位完走「すごく楽しかったし良い経験になった」
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2020スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ。23年ぶりの女性ドライバー参戦ということで注目を集めているタチアナ・カルデロンはデビュー戦から安定した走りをみせ12位完走を果たした。

 2020年の全日本スーパーフォーミュラ選手権に、ただひとりの女性ドライバーとして日本のトップフォーミュラに臨むタチアナ・カルデロン(ThreeBond Drago CORSE)はツインリンクもてぎでの開幕戦を12位でフィニッシュした。終盤には2度のチャンピオン経験を持つ山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)を相手に一歩も引かない走りを見せた。

 日曜日の午前中に行なわれた公式予選では、Bグループで出走するも満足のいくタイムアタックができず彼女は最下位からのスタートとなった。それでも決勝レースでは途中のピットストップも含めてミスのない走りを披露し、17周目にタイヤ交換を行なった後はライバルと変わらないペースで周回を重ねるなどデビュー戦とは思えないほど安定した走りをみせた。

 特に最終ラップでは2度のチャンピオン経験を持つ山本に90度コーナーで並ばれるが一歩も引かない姿勢をみせてポジションを死守し、12位で初のレースを終えた。

 レースを終えたカルデロンは、非常に良い経験ができたと今回の内容を前向きに捉えていた。

「今日は私たちにとってはすごくポジティブな1日となった。予選ではタイヤのウォームアップがうまくできなくて悔しい結果になってしまった。でも、今回の良い経験ができたので、次に活かしていきたい」

「決勝レースはキャリアの中で最もタフなレースだった。このクルマとタイヤで35周も続けて走るというのは初めてだったけど、たくさんのことを学ぶことができたし、ピットストップも経験することができた」

「(山本とのバトルについては)ラスト7周ぐらいからエンジニアがギャップを伝えてくれていたけど、最初は『6秒差だから大丈夫だ』と言われていたのが4秒、3秒と縮まっていって、最終ラップで背後につかれてからは、とにかくプッシュして逃げることに集中した。ラスト数周のために温存しておいたオーバーテイクボタンも使用した。最後までバトルを諦めつもりはなかった」

「ポイントを獲得することはできなかったけど、すごく良い経験ができたレースだったし、有益なデータを集めることができた。それをしっかりと分析して次のレースに臨みたい。次回の岡山でのレースが楽しみで待ちきれない」

 今回は気温40度というスーパーフォーミュラでも過去に例がないほどの暑さの中でレースが行なわれた。カルデロンも「人生の中で一番キツいレースだった」と言いつつも、体力的に大きな問題はなかったという。

「特に最後の数ラップは背後からプレッシャーを感じながらプッシュしていた状態だったので、レース後にマシンを降りた瞬間は『めちゃくちゃ暑い!』という感じだった。でも体力的には問題はなかった。そこは事前にトレーニングなどで準備してきた成果が出たと思う。それはこれからシーズンを戦っていく上でも自信になったし、今週末の中では“よかったポイント”のひとつだった」

 また今回のレースでは新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で5000人を上限として観客を動員が認められたのだが、グランドスタンドにはカルデロンの応援バナーが設置されていた。これは彼女にとってもデビュー戦でパフォーマンスを発揮する原動力となったという。

「(フラッグを見たときは)本当に最高の気分だった。コロナ禍の時から熱心に応援してくれてすごく嬉しい。こうして日本のファンの皆さんが暖かく歓迎してくれたこと、このような形で応援してもらえるというのはドライバーとしてとても嬉しいこと。日本でのレース活動を最高の形でスタートさせることができた。今はコロナ対策で制限があるけど、いつかコロナ禍が落ち着いた時には、多くのファンに会いたいなと思っている」

 カルデロンは9月19〜20日に開催されるル・マン24時間レースに参戦予定のため、このもてぎ大会が終わってすぐにヨーロッパへ戻るとのこと。そうすると日本への再入国に対して、またしても様々なハードルをクリアしなければいけない状況になるが、彼女は第2戦岡山(9月26〜27日)に参戦する予定でいることを強調した。

「私はル・マン24時間に参戦するためにヨーロッパに戻らなければいけない。今は9月のタイミングで日本政府が入国規制をさらに緩和してくれるのを願って待っている状態だ。今の予定としてはル・マン24時間レースが終わってすぐ日本に来て岡山大会に向けて準備するつもりでいるが、その予定が実現することを願っている。今週末は本当に楽しかったので、岡山に向けて(入国関係などを)上手くやれることを願っている。この日本の選手権に参加できることが嬉しいし、とても楽しんでいる」

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この記事について

シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント 第1戦:もてぎ
執筆者 吉田知弘